カーボンロービングとカーボンテープでのガイドラッピング

ロッドビルディングで一番難しいのはガイドのスレッド巻きと言われる方が多いのではないでしょうか?

糸と糸の間に隙間ができたり、エポキシコーティングが上手くいかず紙ヤスリで慣らすときにスレッドまで削ったり失敗することも多く苦手で神経を使ってしまう。
カーボンラッピング
初号機reは、チタンティップアジングロッド試作3号機でやってみたカーボンロービングでのラッピングとカーボンテープでのラッピングを試します。

作業方法について質問があったので、下のリンクで詳しく説明してみました。
この記事の方法からいろいろと進化していて、リンクの方法が失敗しにくいです。
せっかくだから、俺はこのカーボンラッピングを選ぶぜ!
注)デスクリムゾン風

カーボンラッピングで用意する物


カーボンロービングテープはホームセンターでも売っていますが、値段が非常に高かったりするのでネット購入がおすすめです。

カーボンロービング6K
サノファクトリー カーボンロービング
カーボンテープ3ミリ
サノファクトリー カーボンテープ
カーボンロービング等は楽天ショッピングを利用しサノファクトリーで購入、スケルトンリールシートを作る方は0.5ミリ厚のカーボンパイプも販売しているので一緒に買うと送料がお得。

その他に、瞬間接着剤と爪楊枝、カッターが必要で、高速リサイクラーもあると便利だと思います。
高速リサイクラー
カーボンロービングをスプール巻きと指定して購入すると、写真の様に高速リサイクラー等のリールのライン巻き替え機に装着できてテンションを保ちやすい。
テンションが抜けるとカーボンロービングはすぐバラけてしまうので、やりにくければカーボンテープを使用してみても良いかも。


今回、カーボンロービング6kでは3ミリガイドのラッピングに手こずりカーボンテープを使用したので、もう少し細いカーボンロービングの方が良いのかも知れません。
(カーボンロービング6Kは繊維6,000本、3Kなら3,000本と同じ繊維で幅が狭くなっていきます。)
追記 アジングロッドのガイドなら1Kカーボンロービングがオススメです。


カーボンラッピングの方法


完全に自己流で何が正しいのか分かりません。

半年ほど前にカーボンラッピングで作成したチタンティップアジングロッド試作3号機はガイド周りのトラブルや故障が発生していないので、そのやり方を書いてみます。


まず、ガイドを仮固定してカーボンロービングの端をガイドの足付近に瞬間接着剤で固定します。

アジングロッドビルドで接着剤を使うときは接着剤の口から部品に液体を付けず、ビニール等に多めに液体を出しておいて爪楊枝とかで少しずつ部品に付けるのが失敗しにくい。

巻き終えたら、また瞬間接着剤で固定しカッターで切る。
(追記 瞬間接着剤の種類や湿度によっては白化してコーティング後も残ります。
最初のリンク先の方法がオススメ。)
ガイドの接着
ガイドの足の方から巻きつけるのは、斜めに巻くときにカーボンロービングに弛みが出るからで、カーボンは伸びがほとんど無いので弛みを解消しにくい

カーボンロービングのメリットは、

ブランクと色が同じで失敗が目立たない
エポキシコーティング後に削れる

ことなので、ある程度は適当でも綺麗に出来るでしょう。たぶん


下地が見えない程度巻けば良い(薄い方がエポキシも染み込みやすい)と思うのですが、今回は厚めに巻いて削って成形してみようと考えてます。


上にも書いたとおり、極小ガイドはこのカーボンロービングでは巻きにくかったのでカーボンテープを使用しています。

最初はある程度まとまってくれるカーボンテープも、触れば触るほどカーボン繊維がバラけてきますので要注意!



エポキシコーティング


適当にカーボンロービングを巻いた後にエポキシコーティング

使っているのは上のリンクのクリスタルシーンです。
一番上の写真の通り、カーボンの繊維は出てるし、デコボコしているし大丈夫か?と思うでしょうが、たぶん大丈夫!
ブログとしても汚いのがキレイに出来上がる方がオイシイ

初回のエポキシコーティングはカーボンに染み込ませてバラけないようにするのが目的で、固まれば400番〜800番位の紙ヤスリで成形できる。

カーボンロービングの厄介なところは、繊維がバラバラになりやすくコーティング前は形がキレイにならないことなので、初回のコーティングが終わるまでは様子見です。

作業の続きはコチラ
カーボンロービングガイドラッピングとコーティング
https://ajinglife.blogspot.com/2018/04/blog-post_23.html
アジング一年生re
その後、カーボンロービングのやり方を圧縮したり色々と変えています。

カーボンブレードホースも、ダブルラッピングでデザインに取り入れてみたりしています。
エギングロッドビルディング 自作マグナムクラフトパックロッド
https://ajinglife.blogspot.com/2019/09/egingrodbuilding.html
アジング一年生re
上のリンクの途中のやり方のほうが簡単にきれいにできますので、気になる方はぜひ見てください。
この方法を説明したのが一番上のリンクになります。

ロッドビルディングの方法は、すぐ下のリンクにまとめています。

このロッドビルディング記事を見るだけで、チタンティップアジングロッドくらいなら作れると思います。

4 件のコメント :

  1. 興味津々です!!!続報宜しくでーすm(_ _)m

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    1. ちょーさん2018年4月23日 12:32

      いつもありがとうございます。
      一応、研磨後も写真撮ってコーティングと投稿予定です!
      素人ビルダーなので出来栄えはどうなるか分かりませんが(^^)

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  2. 唐突なコンバット越前で草

    ちょーさんの見て自分もカーボンスレッド真似してみたいと思ってたんですよ
    丁度1kのロービング買ったところなので試して見たいと思います

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    1. ちょーさん2018年4月23日 20:17

      1Kならグルングルンでキレイになりそう

      アジングロッドビルド界一のカーボンブレードホース使いの弍號さんなら、私が半分挫折したカーボンブレードもカッコいいのが出来そう!

      あれ、ガイド側の処理が難しいんです…

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