今回は、軽量化も考えてシンプルな円柱のロッドケースを低予算で自作してみます。
ホームセンターを巡って、1本あたり合計500円で作れるように部品選びしました。
シンプルで最高のコストパフォーマンスのロッドケースが工作の目標です。
ロッドケースの自作、パーツ選び
安いロッドケースが欲しいだけなら、DAISOの伸びる書類入れが300円で買えて流用できます。
ただ、書類入れは強度がなく太過ぎて見た目が悪いので、今回はシンプルなハードロッドケースで値段も安く作りたい。
ロッドケースの材料
VP管とVU管、軽いパイプ
50サイズは外径約60ミリとなっていて、どこでも売られているサイズだからエンドキャップ等の接続パーツも豊富だし、太さ的にもルアーフィッシングのロッドケースに使うのに良さそう。
VP管 給排水用のパイプ、50サイズ厚さ4ミリ
VU管 排水用のパイプ、50サイズ厚さ2ミリ
VP管は給排水用なので厚く、VU管は排水に使われるので少し薄いパイプで、自作ロッドケースに使われる方も多いパーツですが、どちらも分厚すぎるし持ってみるとずっしりと重い。
似たサイズのパイプで雨樋(アマドイ)があったので、VP管等のパーツと組み合わせてたところサイズも50サイズでピッタリ。
雨樋は薄いので軽量だし、カラーもグレー・ブラック・ブラウンと3色あるので、塗装なしでデザインも考えてロッドケースが作れそうです。
VP管のようにグレーの文字入りだと明らかに配管的な感じがするけど、雨樋は字が書かれてないものがあるのも流用に良い点です。
パイプの太さ
VP管の50サイズは内径約50ミリ外径60ミリでエンドキャップ等のパーツが多い。雨樋の同径なら内径も広くなり、アジングロッドならガイドも余裕で通るしロッドが2本入る。
ガイドが小さいエギングロッド用のケースもこのサイズのパイプなら作れるはず。
少し小さい雨樋で直径42ミリもあるようですが、ガイドの高さを見るとギリギリの太さになりそうです。
(アジングロッドのバットガイドで使われることが多いATTG12で高さ26.3ミリ、更にブランク直径とリールシートの高さが少し加わる。)
細めの雨樋を使うときは、VP40サイズは外径48ミリで、VP管等のパーツが流用できないのも厳しい。
エンドキャップ
一応、片側は接着して作成するつもりですが、両側とも接着するなら値段は高くなるけどねじ込み式のキャップも流用できます。
緩衝材のスポンジ
DAISOなら数個セットで110円で売られているもので、周りのメッシュを剥いでスポンジだけにしました。
百均で探そうと思うと、スポンジ等シンプルな自作のための素材ってなかなか無いものなんですよね。
作成道具
ガッチリ作るならポリエチレンや塩化ビニールに使える接着剤もDAISOには売っていますが、雨樋専用の接着剤もあります。
雨樋の塩化ビニールを溶かして接着するため強力で、ホームセンターで50グラム300円以下と安い。
自作に必要な予算
雨樋は長さ180センチメートルでロッドケース3本分くらいあるし接着剤は他にも使うので、1本あたりの単価は500円位で作れそうです。
まぁ、1000円くらいでロッドケースを作成しながら楽しめるなら安い買い物です。
パーツさえ揃えば、ロッドケースなら完成したも同然です。こういった自作モノ作りは部品探しが一番大変。
ロッドケースの自作方法
ロッドケースの作成工程は、パイプ等の切断と接着だけで難しい部分はありません。
材料の切断
パイプを切る際はマスキングテープ等を切る場所の前後に貼り付けて傷防止するとともに、斜めに切らないようにするのがポイント。
斜めに切ってしまうとヤスリで修正するのも時間がかかります。
パイプの切り口は毛羽立ちがなくなる程度にヤスリがけすれば、汚い方を接着面にしてしまえば十分。
キャップの大きさに合わせてスポンジをハサミで少し大き目に切って、キャップにはめ込む。
スポンジはかなり雑に切っても、キャップにはめれば分からなくなりますから、適当で。
パーツの接着
蓋用のキャップのスポンジも、接着するか両面テープでくっつけておきましょう。
個体差があるかもしれませんが、購入したものはキャップと雨樋が接着なしでも取れないくらいガッチリと固定されました。
ロッドケースをネジ式に改造
ホームセンターでネジ留め用の蓋を買ってきたので、ロッドケースをネジ式に変更。必要なパーツは写真の2つで合わせて300円から400円程度。
元々、2つの部品が1つにまとまってて、ボールチェーンのような部品が付いているのもあるけど約千円と高いのでパス。
筒の部品で直径を合わせるので、少しだけ全長が長くなります。
もちろん、ネジ蓋にもスポンジを後で付けました。
ロッドケースの重さ
完成したロッドケース(ネジ式ではない)は長さ80センチ弱で300グラム。重たいVP管やVU管を使わなかったので、無理なく軽量化することができました。
市販のロッドケースと比べても軽いのではないでしょうか。
ロッドケースのデザインとショルダーベルト
釣具メーカーが販売しているロッドバンド付きのショルダーベルトを買って付けるのも良いけど、少しお高いので使ってないカバンのショルダーベルトを流用。
普通のタモ用のショルダーベルトは、太過ぎてマジックテープが届きません。
Amazonで販売されている5本400円以下のロッドベルトをロッドケースに巻きつけて、肩紐を付けるだけで立派なロッドケースに見えるかも。
ショルダーベルトは100円ショップ等でも使えそうなのがあるし、タイラップを巻いてクーラーボックス用のベルトを掛けるのもありだし、パイプ用の留め具も活用できそう。
まだ雨樋のパイプが半分以上残っているので、新たなパーツを見つけつつパックロッド用のケースも自作しようと考えています。
セミハードケースは、長ささえ合えばアブガルシアのケースも安くて使いやすいのでオススメ。

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