新しい生活様式となってから、アウトドアや釣りが流行しているようで、堤防に人が多く釣り場所の確保が難しい。
いつもの場所で遊べないなら、モバイルロッドを持ち歩き、気分が乗ったときに空いた堤防で釣りをしようと考えルアーロッドを作成することに。
自宅時間が長くなっているので、他のロッドにも手を入れながら1ヶ月間掛けてゆっくり作成してみました。
簡単に訳すと、暇すぎたからプラモデル代わりにロッドを作ってみただけ。
今回からエポキシコーティングを変更しましたが、たかがエポキシでも製品ごとの差は大きいと驚かされました。
エポキシコーティング選び
エポキシコーティング剤はUVカット入りのクリスタルシーンを使用していましたが、2020年から輸入されてないようでどの店でも販売していません。
仕方ないのでネットショップやブログ等を見て、エポキシコーティング剤を調べ直してみました。
エポキシコーティングの種類
ライトゲームロッド用のエポキシコーティングとしてよく使われるのは、フレックスコートライトフォーミュラ、シルバーチップエポキシ、スレッドマスター、ジャストエースJEC、マタギバーリーコート等があります。パシフィックベイのロッドスミスと迷いつつ、尊敬するロッドビルディングブログの方を参考にして、次に使うエポキシを決めました。
フレックスコートハイビルド
新しいエポキシコーティングはフレックスコートハイビルド。ジギングとか負荷が高いロッド向けらしいですが、一番硬かったという言葉に猛烈に惹かれて決定。
売っている店によってUVカット入となしのがありますが、黄変防止剤のUVカット入のハイビルドを購入。
クリスタルシーンに比べるとフレックスコートハイビルドは、
・仕上がりが確かにカチコチと感じます。
・混合した後の粘度が少し高く、作業性が悪い
・綺麗に混ざりやすく失敗しにくい(大事!)
・重ね塗りで弾くときがある
30度を超える真夏日に使用しても粘度が高いので、気温が下がったら更に粘度が上りそうで心配。
問題となるのは重ね塗りで弾きやすいことで、クリスタルシーンは1日以内なら全く弾かなかったのに、ハイビルドは半日でも弾いてしまうことがある。
油が付いているわけではないのに、なんで弾いちゃうんだろうか?
理由は分からないけど、ヤスった部分は弾きにくい気がします。
失敗しては耐水ペーパーで表面を削り再度エポキシコーティングを合計6回くらい繰り返し、やっと納得できる完成度になりました。
まだまだ経験とテクニック不足で使いこなせませんが、フレックスコートハイビルドの方がコーティングが平らで滑らかですし気泡も残りにくく、使いこなせば確かに素晴らしいロッドが作れそうに感じます。
自作リールシート
ロッドビルディングで最初に作成するのはリールシート。
パックロッドで不安要素が増える分、リールシートは簡単で失敗しにくい過去に作ったのに近い形にしてみた。
強度と感度を優先する構造にこだわっているので、全く軽量化できていません。
軽量化を考えれば、ほぼ同じ見た目で10グラムは削れるはず。
リールシートパーツ
修理時にバラしやすくするため、カーボンロービングを使用せず、カーボンパイプを削ってコーティングしたものを組み合わせました。断面の美しさはカーボンロービングに劣るけど、形状のコントロールが容易で後の調整がしやすい。
パーツの精度
他の使用パーツはほぼ流星フィッシングワークスで販売されている物ばかり、最初から切断されている短いカーボンパイプ等もそのまま使用せず、細かい部分は購入後に擦り合わせをして精度を上げています。市販パーツも角の処理やクリアの断面が甘かったり、傷があったりするので、きれいに作るにはそのまま組むのではなく、一つ一つの部品を良く見て作業するのが大事と思う。
時間と手間がかかる地味な作業だけど、プラモデル製作と比べたら部品が大きく数が少ないので楽ちん。
マグナムクラフトブランクス
マグナムクラフトSM8025で作成したツーピースアジングロッドは、使いやすい硬さと良好な感度が両立できていて非常に気に入っています。
8フィートのツーピースロッドの♯1(先側ブランク)は、普通のアジングロッドを自作するとハンドルパイプを足す必要があるけど、宵姫タイプのリールシートならそのままで5フィート程度のチタンティップロッドが作れる。
今回は8025より少し長い、35tカーボンと40tカーボンコンポジットのサクラマススペシャル8325を使用してみました。
チタンティップ
アジングのチタンティップは、人によって長さ太さの好みが分かれるところではありますが、個人的にはチタンらしさを感じやすいロングチタンティップが気に入っている。チタンを削るのは大変だけど、イシグロの2段テーパーを使いたいけど市販品は曲がっているのが多いので、今回はより高品質にするためのチタンティップ自作です。
先端0.7末端1.5長さ250のチタンから削り出して有効長165ミリのオリジナルテーパーで作成。
長さ300のチタンティップを使うと若干テーパーが緩めで細く削りやすいと思います。
チューブラーフェルールの作成
自作でマルチピースロッドを作るときは、廃材ブランクからフェルールを削り出しています。廃材ブランクを削り肉厚が薄くなり弱くなるので、2本を重ねて強度を出してなるべくベンディングカーブが滑らかになるよう合わせています。
写真の上4本でフェルール2本分になります。
フェルールで接続するブランクス上下はカーボンロービングで補強しており、継ぎ合わせの目印もデカールで表示してみた。
使い勝手が良かったので、もう少し遊べるデカールも集めておこうかな。
バーボさんの記事を拝見し、パクってマークセッターを塗った上に直接ハイビルドでエポキシコーティングしてみたけど、剥がれず弾かず馴染みました。
カーボンソリッドフェルール
♯1と♯2を繋ぐ一番細いフェルールはカーボンソリッドで作ります。前作はジャストエースカーボンソリッドを使ったところ少し柔らかかったので、今回はサノファクトリー高弾性カーボンロッドを使用。(High Moulus Micro carbon rod)
もう一段柔らかいカーボンロッドも用意していましたが、ベンディングカーブを見ると硬いほうで良さそう。
ロングチタンティップだったので直径2mmのカーボンソリッドを使えましたが、あと2cmバット側でブランクを切断していたらスポスポになりそう。
高弾性の方のカーボンソリッドロッドは2mmまでしかサノファクトリーで売ってないから、運が良かった。
テーパーがない2mmカーボンソリッドをゆっくり削りこんで適切なテーパーをつけてフェルールにしました。
ロッドスペック
長さ 5フィート1インチ(156センチメートル)
仕舞寸法 43.5センチメートル
重量 51グラム
ガイド トルザイト8ガイド
ロッドビルディングの方法等は下のリンクで書かせてもらっています。

はじめてコメントします。はじめまして、現在、初のアジングロッドビルドに挑戦しています。
返信削除色々な方のブログを見ている中、ちょーさんのブログを見つけました。このブログにのっているロッドグリップまわりに一目惚れしてしまいました。めちゃくちゃ洗練されていてカッコいいロッドですね。
ちょーさんのようなロッドが作りたくて今回ロッドビルドチャレンジを決意しました。誠に失礼な事を言いますが、このロッドのグリップまわりの各寸法や使用している部材等教えていただける範囲で結構ですのでお教えいただけないでしょうか?自分なりに調べて大体部材は揃いはじめましたが、初なので色々不安もありご教授いただけましたら幸いです
はじめまして。
返信削除古くて更新もないブログを 見ていただき、本当にありがとうございます。
大体の使っているパーツは、このブログの「試作四号機re」のところに書かせてもらっています。
しかし、流星フィッシングのワインディングチェックBLANKZAPPERが品切ればかりなんですよね〜
同サイズの他メーカーを使うしかないかもしれません。
最近、釣りを再開できたので分かることであればお答えできると思います。
自作は好きなデザインを作れるのも本当に楽しいところ、素敵な自作ロッド完成をお祈りしています。
返信ありがとうございます
返信削除m(_ _)m
大変、恐縮です。本当にありがとうございます
ブログ試作四号機を是非参考にさせていただきます。
確かに流星フィッシングの欠品多いですね
他社のもので検討してみます
また、不明なところありましたらご教授いただけましたら幸いです
以前に投稿させていただいた者です。ちょーさんのブログを何回も何回も見返しながら参考にさせていただきました。
返信削除グリップまわりも仮組みして少し日にちを置いてバランスを見て組み直したり なんとかロッドを組み上げる事が、出来ました。
ガイドスレッドの巻き方やコーティングは初めてだったのでかなり苦戦しましたが楽しい時間でした。また、わからない事ある時は教えていただけたらと思います。ブログの再開も楽しみにしております