特にエポキシ接着剤はリールシートやグリップの作成に絶対に必要なものですし、コーティングは他にも手段があるのですが、かなり予算がかかるのと手軽さに欠けます。
エポキシ接着剤の取扱い
私が持っているエポキシ接着剤は、デブコン30分型とクイック30の2つです。
エポキシ接着剤は5分型という効果速度が早いものもありますが、部分的にしか使いにくいように感じます。
両方ともA液B液(主剤と硬化剤)同体積で混ぜ合わせて使う2液性接着剤と呼ばれるものですが、実際の使用感や硬さが大きく異なります。
デブコンは、カチコチに硬化し泡が入りにくい
クイック30は、ゴムのように硬化し泡が入る
ですから、リールシート周りはデブコンで接着した方が感度が上がると思います。
クイック30は泡が入るためか元々色が濃いためか、硬化後も白っぽいままになるので気を付けないとはみ出した部分が目立つ仕上がりになります。
デブコンの場合の混ぜ方は、重量比で行っています。
初号機は予算軽減のため体積比で混合していましたが、硬化するか不安に思っていました。
やはり100分の1グラムまで計測できる秤を購入した方が間違いがないし、混合比を信じられるので心に余裕ができます。
今は、1000円程度のデジタル秤でも十分な精度を持っていますので。
(写真はエポキシコーティングのもの)
デブコンは重量比で
主剤1.2グラム硬化剤0.95グラム
で合わせると失敗が少なくなるようです。
私は紙の上で計測して2分間位混ぜ合わせて、使用後はそのまま接着剤が付いた紙を置いておいて、硬化したのを確認します。
混ぜ合わせるのに紙を使うと硬化後にデブコンはパキッと割れて、硬化不良を起こしてないことが確認できます。
時期により効果開始時間が異なり、夏場は30分型でも20分くらいしか使用できる時間がありません。
脱脂を徹底し接着位置を予めマスキングテープで印をつけておくなど、手際の良い作業を!
エポキシコーティング剤の取扱い
エポキシコーティング剤は、主にガイドを止める糸(スレッド)の上から塗ります。
塗る際のやり方は別に書かせてもらうとして、今回はエポキシコーティング剤の選定と混ぜ方について書きます。
エポキシコーティング剤は、多数の会社から販売されていて種類も多いが、私は良いものと悪いものの品質の差が結構あるのではないかという気がしてなりません。
最初に使用していたエポキシコーティング剤は、悪いものに当たったのか私の使い方が悪いのか、上の写真のようにガイドコーティングにヒビが入りやすかったりしています。
有名メーカーのものでも、製品によって差が大きいようなのでよく調べてから購入して下さい。
現在は、クリスタルシーンというエポキシコーティング剤を使用していますが、ガイドにクラックは入りませんし光沢も美しい仕上がりで満足しています。
少し混ぜ合わせのときが硬くて気泡が入りやすいですが、それは技術と気合でカバーを。
クリスタルシーンも重量比で混合していて、
A液1グラムにB液0.75グラム
で、約3分間混ぜ合わせた後に2分間寝かせてから使用してます。
クリスタルシーンみたいに混ぜ合わせるときに硬いエポキシコーティング剤は、混ぜるときに気泡が入りやすいので、混ぜながら温めるか、寝かせる前に温めるかで気泡を抜く必要があります。
もちろん、ガイドに塗った後もアルコールランプでの加熱処理が欠かせません。
熱を加えると一時的に柔らかくなって気泡は抜けますが、その後の硬化が早まるので、どこまで熱を入れるかの見極めが大事なのかもしれません。
しかし、苦労した分だけ上の写真のように綺麗に丈夫に仕上がると思っています。
他にも良いエポキシコーティング剤はたくさんあると思うので、これからも試してみたい。
エポキシを取扱う際の注意事項と硬化不良
エポキシ接着剤やコーティング剤は、20度以上が硬化しやすい温度のようですので、冬場は何らかの手段で温度を上げてください。
匂いが強烈なものもあり、健康上悪そうな感じがするので換気もしないといけないと思います。冬などは温度を上げるのと相反しますが…
実際に、夏場(8月)と冬場(11月)で使用したときの硬化速度は倍くらい違うように感じます。
私は触らず3日位は放置するようにしています。早く使いたいけど我慢も大事!
また、エポキシ接着剤もエポキシコーティング剤も、使用後に残りをそのまま放置していますが、硬化不良と思うようなことはありませんでした。(
混ぜ合せが悪い部分は固まらないのも確認しているのできっちり測定してしっかり混ぜる、これを守れば硬化不良は怖くない
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