チタンティップは、アジングロッドビルドでロッドの性格が決まる大事な部分だと思うのでよく考える必要があると思います。
最終的には、吉見製作所が販売している形状のものを自分の好みに削るのが1番だと思いますが、チタンティップを自分で研磨するのは大変な作業で私もかなり苦労しました。
はじめてロッドビルドをする方は、このどちらかを購入するのも良いかと思います!
チタンティップ接続部の形状
上がサバロオリジナルテーパーチタンティップ、下がイシグロオリジナル2段テーパーチタンティップです。
長さ太さが違うのは勿論ですが、ブランク接続側の処置がかなり異なります。
曲がり反りが違うのも写真から分かると思います。
サバロオリジナルテーパーチタンティップは1.2mmから急テーパーで一気に0.8mm(サバロのホームページとは異なりますがこれが現品です)
イシグロオリジナル2段テーパーチタンティップは1.5mmから斜めに0.7mmに、その後に0.7mm部分が5mm(下の写真参照)
イシグロ2段テーパーチタンティップのブランク接合部の方が理想的な形で、耐久性もあると言われています。
サバロの接続部の形状は、一般的に耐久性に難があると言われていますが、私は今のところ折れたり曲がったりはしていません。
チタンティップ重さの比較
それぞれのチタンティップの重さを測定しました。
イシグロオリジナルチタンティップは、先端が0.7mmとなっていますがマイクロメーターで測定すると実際は0.68mm程度で少し細いように感じます。
サバロオリジナルテーパーチタンティップ
本体の重さは、0.68グラム細身なのでかなり軽く柔らかい感じを受けます。
イシグロオリジナル2段テーパーチタンティップ
本体の重さは、0.94グラム先側のテーパーは2段になっている場所がはっきりしているので、その前後で明らかに硬さが違う感じを受けます。
サバロオリジナルテーパーチタンティップとイシグロ2段テーパーチタンティップは、上の通り約1.5倍重さが違いました。
チタンティップ使用インプレ
初号機はイシグロオリジナル2段テーパーチタンティップ、試作二号機はサバロオリジナルテーパーチタンティップ少し削って使用しています。
ショップチタンティップの使用感
チタンティップの削り込みやブランクは違うものの、イシグロチタンティップの方が反響感度や潮の重みはかなり強く感じ、サバロチタンティップは軽量なためキャスティング時にティップがお辞儀しにくく投げやすいと感じます。チタンティップの太さは好みで分かれるので、感度を重視するならイシグロチタンティップ、使いやすさを重視するならサバロチタンティップと使い分ければ楽しめるのかな。
更に、自分の好みが分かってロッドビルディング技術が向上すれば元のチタンティップから研磨して自分オリジナルも作れば楽しみが広がります。
チタンティップの曲がり、反り
イシグロチタンティップの方が私が望んでいたロッドに近いのが出来るので3本購入しましたものの、少しチタンティップが曲がっているものが多いように感じました。サバロチタンティップは、2本購入して曲がりが酷いのには当たっていません。
しかし、チタンティップはショップオリジナルテーパーではなく吉見製作所が販売しているのも真っ直ぐなのもほとんど無いので、ブランクと接合する時に向きを調整するのが良いと思います。
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