トラウトフィッシングは未経験ですけど、近くに管理釣り場があって誘われるので一応、エリアトラウトロッドも作っておこうかと。
このトラウトロッドでロッドビルディング6本目(ロッドリビルド含む)、まだ他の方のブログ等を見て勉強をしながら作業をしています。
ロッドを作りはじめて2年目ということもあり初心者から成長し、少しは人と違うアイディアでオリジナルのロッドが作れるようになりたいものです。
いつもリールシートグリップ周りから作り出しているのですが、ロッドビルディング用品は種類が少なく販売している部品だけでは大きすぎたり小さすぎたりして気に入った形のロッドデザインにならないことも多い。
最初は、アルミやカーボンって削れるのかな?切れるのかな?とネットで調べましたが加工できるのが当たり前のようで、詳しいことが分かりませんでした。
そんな私でも今は何とか工夫し、家にある道具で部品加工してロッドを作れています。
今回はリールシート部分の作成、心の師匠某携帯ショップ店員の頭の中のバーボさんに影響を受け、久しぶりにDPSスケルトンでエリアトラウトロッドのグリップを作成してみました。
カーボンパイプを切って加工
カーボンって硬いけど100均金鋸で簡単に切れて使いやすい、ロッドビルディングには欠かせない素材です。
切断する際は、ノコギリがズレないようにマスキングテープを貼っておくのが良いでしょう。
傷をつけたくない部分にも分厚くマスキングテープを貼って保護します。
分厚いカーボンパイプは切るのに時間が掛かりますが、力を入れ過ぎて鋸刃を別のところに飛ばさないように。
切った後にカーボンパイプの切断面を紙ヤスリで削って滑らかにするとともに垂直になるように調整するので、少し長めに作成しておくのがポイント。
私はキレイにロッドを作るために、切るのではなく部品を削ることで長さを調整しています。
手は痛くなるし、粉は出るしで非常に大変な工程ですが、プラモデルのランナーを残して切って削るのと同じ感覚。
カーボンパイプの内径外径変更方法
薄いカーボンパイプの販売先が見つからないときに、カーボンパイプの内径を削ったことがあります。内径はドリルかルーターに金属用回転砥石を付ければ拡大することができるものの、薄すぎるとフニャフニャになり強度と硬度が極端に落ちて感度に影響しそうです。
外径について、私はダイヤモンドヤスリや紙ヤスリで透明なカーボンパイプの周囲を削って使うことも多いです。
チタンパイプの加工と焼入れ
気になるマタギのチタンパイプ、字を消すために削るとどうなるのか。
塗装を活かしたまま字を消すのは無理そうです。
そもそも、字の部分の色がチタンカラーの地の色のようで、字を消すならチタンカラーパイプにしてしまう他になさそう。
塗装を削って落とす
紙ヤスリで塗装を落としたあとに、コンパウンドで鏡面に磨き上げたチタンパイプがこちらチタンカラーのただのパイプとなり、リールシートを組むときに位置を制約されていた文字が消えました。
出来上がっている他の部品を組み上げてみると、平凡である…アルミパイプを使っているようにも見えなくもない。
これも悪くないけど、オリジナリティが無いように感じます。
チタンの焼入れ方法
チタンと言えば焼入れカラー、青や紫でカッコよい色になるはず。チタンパイプを磨いて表面をツルツルにしてから、無水エタノールで完全脱脂。
脱脂が焼き色の安定に一番大事なようで、不十分だとポツポツと油膜残り部分がマダラになります。
色付けは家庭用のコンロやバーベキュー用のガスバーナーで簡単に焼け、熱が少ないところから、金色、紫色、青色と変化し最後は端のように銀色になります。
少し焼きすぎた気もするので、表面を削って元に戻してから焼き直しました。
色を落とすときはサンドペーパーで擦ればすぐにチタン焼入れカラーは落ちます。
アルミを切って加工
マタギのアルミスクリューを購入した理由は、加工したら面白そうだなと思ったから。
金属の中でアルミはやわらかい方なので、カーボン同様に金鋸やダイヤモンドヤスリ等で加工できます。
ただし、色がシルバー以外のものはアルマイト加工等で表面だけ色がついているので、切断や研磨すると色が落ちます。
アルミの研磨方法
今回は、加工前提だったのでシルバーを購入しスクリューを長めに切ってフードから出る分を自作簡易旋盤で研磨しました。ダイヤモンドヤスリで大まかに形を整えたあと、ダイソーの紙ヤスリを400番800番1200番2000番と目が細かいものに変えて削り、ワインディングチェック一体型スクリューが出来上がりました。
ロッドビルディングは、ちょっとしたアイディアで自分なりの解釈の性能を持ったロッドが作れ、適当な個人作成でも市販品の性能や見た目(個人的主観)を超えれるのが楽しい。
やりすぎると変態的になるので注意が必要です。
トラウトロッドグリップの作成
カーボンパイプやアルミスクリューを切ったり削ったりして、リールシート部分のパーツが出来上がりました。
これから何度も仮組みと微調整を繰り返して、デザインのバランスを整えます。
このDPSスケルトントラウトリールシートに使用している部品を一応書いておきます。
富士工業 KDPS16 2個(リールフード)
ジャストエース MCS-SKDPS16 1個
マタギ K16-CBTOP 2個
マタギ K16-ST3 2個
マタギ CB-K16SC 1個(フードカーボンパイプ)
マタギ SK16-SCREW 1個(アルミスクリュー)
マタギ T-T55K16 1個(チタンパイプ)
マタギ HTWC-B I.DSize15.0 3個
マタギ カーボンパイプ15ミリ(1ミリ厚)
サノファクトリー カーボンパイプ15ミリ
自分用の遊びのロッドということもあり奮発して部品を組んでいるので、安くロッドを作りたい方にはオススメできないスケルトンリールシートかも。
上に書いた部品を切ったり削ったりして組むとこんな感じのグリップになります。
チタンパイプの塗装は真っ黒ではなくチタンカラーをガンメタにした感じで、これもカッコよいグリップになりそうな色です。
トラウトロッドストレートグリップ
感度を考えるとグリップ後端(バットエンド)には余計なものをつけたくないし、リールシートとバットグリップ間のハンドルパイプも太くなってしまう。
アジングができるトラウトロッド
アジング兼トラウトロッドを作成するにあたり、ブランク等が柔らかいけど感度も良くしないといけないので、チタンパイプとかの素材とワインディングチェックとカーボンパイプだけの構造にこだわったため少し重くなりすぎてしまいました。トラウトロッドは重たい木とアルミのリールシートを使うくらいですから、ロッド重量が軽くないと駄目なわけでもないでしょう。
最終的には、感度アップのための新たな小細工をしてからブランクを組むつもりです。(いつもながら効果は未定)
シンプルなDPSスケルトンを使ってトラウトブランクでロッドビルディング、と思っていたのがいつの間にかゴテゴテの金ピカになってしまいました。
こんなの明るい管理釣り場に持っていったら指さして笑われそう。
書ききれていないロッドビルド方法は、
このグリップを使ったトラウトロッドは、下にリンクしました。
https://ajinglife.blogspot.com/2018/08/titantroutrod-re2.html
アジング一年生re
目玉が飛び出る程の超高級リールシート…(゚o゚;
返信削除重さの関係で躊躇してしまいますが、組み合わせ次第でめちゃくちゃ面白そうですね。
そのまま流用せずにアレンジするところがカッコイいです。
ボクはVSSと格闘しています…
バーボさん、ありがとうございます!
削除あのバンシィロッドを見ていると、DPSスケルトンはトラウトグリップにもなる万能リールシートだなと感じ久しぶりに作ってみたくなりました。
チタンパイプはサイコフレームをイメージして採用したものの、削ってもまだまだ重たいです。
VSSって何か良からぬことを…調理方法を楽しみにしています!