ロッドビルダー外伝 すごいよ‼マタギさん

ロッドビルダーショップのマタギのセールで気になっていた部品やブランクを購入しました。
作りたいロッドのイメージが複数あったので、このチャンスにある程度まとめて部品等が欲しかったのです。

・・・釣りたいときは釣る・・・作りたい時は作る・・・!そして・・・ブログの時は・・・まじめぶっている!!
デザイン ロッド
この金色の2つの輪っかはモチロンあれに影響を受けたもの。
宇宙人的な何かだと思います。

実際に見たことも触ったこともない部品ばかりでサイズもカタログに書いてある程度の知識しかなかったのですが、思っていた以上にマタギのパーツはサイズがロッドビルダー目線で考えられていて、すごいよマタギさん!



チタンパイプをリールシートに


チタンティップではなく新発売のチタンパイプは、値段は高いもののロッドビルディングをする者には今年のマタギカタログで気になるパーツの1つです。
丁度よい長さ太さのチタンパイプは他ではなかなか売っていない。

スケルトンリールシート内側に入れるのに外径15ミリが人気だと思いますが、購入したのは外径16ミリのチタンパイプ。

チタンパイプのサイズ

カタログでは外径16ミリ内径14.7ミリとなっていますが、やはりマタギサイズ、内径16ミリのワイディングチェックが入るように細くなっている。
チタンパイプ16ミリ
内径はノギス測定なので値が小さめに測定され14.5ミリ実寸は14.7ミリ、外径は実測15.7ミリ
この15.7ミリの外径は遊びやすい、たった0.3ミリ、ロッドを作る人にしか分からない使いやすいサイズ。

チタンパイプの重さ

チタンパイプ重さ
カタログに書かれていない重さは5.4グラム、薄いカーボンパイプの2倍くらいでしょうか。
叩くと当たり前に金属的な響きがして、リールシートに組み込むのが楽しみになる素材です。

写真のとおり、上下裏に金色のMATAGIマークが強烈に自己主張してくるのがくせ者で、どの向きでどう使ってもMATAGIの字が隠れず削り落とすか悩ましいところです。
せめてワンポイントにして欲しかった…
字が多すぎて、ガンダムに似ていらっしゃる


高級感があるアルミスクリュー


アルミスクリューSK16-SCREWもなかなか使うロッドビルダーは少ないけど気になる部品。
わざわざ元々ついている部品を素材を変えるために買い足そうとは思わないのかも。
アルミパーツ重さ
重量は5.6グラムで重たいものの、実際には半分も使わないからワインディングチェックも兼ねるなら選択肢としてありかな。
外径18ミリ内径16ミリくらいのワインディングチェックは市販品にはないと思いますので、アイディア次第で他にも使える。

アルミスクリューの内径

富士工業純正のスクリューの内径はカタログスペックで15.5ミリ、このアルミスクリューはもうちょっとありそう。
シルバーを買ったのは内径を削って合わせることも考えていたからで、こんなに上手く行くとは…


リールシートの組み合わせ


アルミスクリューの内径には、外径16ミリのチタンパイプが入り、チタンパイプにはマタギ製外径15ミリカーボンパイプがキレイにハマる。
接着剤が中に入るのか分からないくらいキッチリとハマってグラつかない。
器用に部品の加工が出来ないアマチュアロッドビルダーには、こんな小さなことが新しいロッドの可能性を広げてくれる。
ロッド組み合わせ
次のロッドに考えていた組み合わせですが、削り合わせてリールシートを作るつもりが内径も外径も無加工でできました。
カタログスペックでは出来ないはずのことが何となくできてしまう。すごいよマタギさん!

最初はマニアックなグリップを作るつもりが、簡単に作れる面白いリールシートになりそうな予感がします。


グロースレッド


マタギ新製品の中でひときわ光っていた蓄光蛍光スレッドグローラップ
柔らかいロッドの穂先部分に使うと目感度が増すはずです。
グロー光り方
これも値段は高い(普通のスレッドの約3倍)ですが、確かにかなり光って見えました。
上の写真はぼんやりとしか見えないけど、実際は蓄光エギ並みに輝いています。

チタンティップはガイドの巻き直しが簡単だから、今まで作成した柔らかいロッドのチタンティップもグロースレッドとカーボンロービングのハイブリッドにしようと思います。


マタギのおすすめパーツ


ロッドビルディング用の部品メーカーは、富士工業やジャストエース等がありますが、これだけはマタギにしかないという私や他のロッドビルダーも使うおすすめパーツを!

ワインディングチェックHTWC-B

この薄いワインディングチェックは内径5ミリから17ミリまで0.5ミリ単位でラインナップされていて、外径は内径プラス3ミリ固定です。
ワインディングチェックHTWC-B
スケルトンリールシートと非常に相性が良く、他のメーカーには同じ用途のワインディングチェックはほとんどありません。
薄型のワインディングチェックは使いやすいので、もっと違う形の種類も出してほしいです。

ワインディングチェックD16-FR

スクリューの先端に付けてブランクとの間を塞ぐためのアルミパーツで、これもスケルトンリールシートに使いやすい。
写真はひと回り大きいD17-FRです。
スケルトン ワインディングチェック
D16-FRなら内径15ミリの場合でも外径16.8ミリとなり、スクリューネジの低い部分の高さと同じで、フードの動きを全く制限しない。

アシストナットD-16NUTとD-18NUT

本来はダブルナットとしてスクリューに装着するパーツのようですが、富士工業16サイズリールシートならD-16NUTだけでフードを締め込むことができます。
カッコよいアルミパーツ
DS-18NUTはマタギのカタログに書いてあるとおり、KDPS16のKNフードに入るのでカーボンパイプの代わりに使用できます。


試作弐号機reに向けて


試作弐号機reは、今まで作ってきたグリップと異なるものを作ってみようと考えています。
部品を組み合わせて、自分の頭に浮かんだ形、アイディアを実現させる。
絵描きと一緒で、自分自身でロッドビルディングをしないと絶対にできないこと。

少しでも早くアジングが更に楽しめるように!
いつかはロッドビルディングをしようと先延ばしにしていると、体を壊したり転居で出来なくなる日がきてしまうかも。

ロッドビルドとは オリジナルロッドを簡単に作る方法
https://ajinglife.blogspot.com/2018/06/blog-post.html
アジング一年生re
次のロッド早く作って、さっさと完成形だけを見せろよ!と言われそうですが、
だって、このロッドめそ

2 件のコメント :

  1. チタンパイプとアルミスクリューが接触していると
    電食でアルミスクリューの腐食が早くなりませんか?
    アルミ製ワインディングチェックも同様です。

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    1. ちょーさん2019年1月4日 12:02

      コメントありがとうございますm(_ _)m
      車や自転車でも、チタンナットやチタンボルトをアルミホイールやアルミフレームに組み合わせて使われているので、エポキシを挟んで擦れて酸化被膜が取れない使用なら大丈夫かな?と楽観的に使用しています。
      スクリュー内部はアルマイト加工もされている(接着の際に傷付けてますが)ので、耐蝕性も高いでしょうし。

      今メインで使用しているロッドなので、もし錆が出たときはまた追記しようと思います。

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