EVA コルクの削り方 自作旋盤を使う方法

スケルトンリールシートについては前回記載したので、今度は付属するグリップについて書いてみたいと思います。

グリップの形は様々で個性が出るところでいろいろな工夫が出来る部分と思います。

EVAやコルク削りは思うよりも簡単で楽しい作業です!

作業工程


1.カッターで少し長めにEVAやコルクを切る

2.紙ヤスリ240番位で形を整えワインディングチェック等の大きさ+1mm弱まで削る

3.紙ヤスリ800番位で表面を滑らかにするとともに摩擦熱で仕上げる

4.ワインディングチェックとの接着面を紙ヤスリで垂直にして直径を微調整

5.ワインディングチェックと接着

でやってます。

ドリルやインパクトドライバーは、どうしても先の方がぶれてしまうので削り方が安定しにくいです。

普通のおじさん的の削り方は、旋盤など持っていませんので…

自作旋盤

高速リサイクラー2の余る棒と、ホームセンターで木とポール止めの金具を購入し、簡易的な旋盤を作成しています。


削り方


最初はドリル等を適当な速度で回転させ、粗めの紙やすりを板などにくっつけて両端が希望の直径に近づくまで削ります。

その後、凹みが欲しいときは下の写真のように筆等に布ヤスリを巻いてゆっくりと削ります。
筆等を斜めに当てたりすると丸みの傾斜が変わったりして色んな形を作ることができるはず。

ただし、丸みをつけるときは必ず布やすりで!
紙やすりで折れ目がつくと、変な凹みができやすい感じで、その凹みは削っても中々取れにくい気がします。

紙やすりの使い方

そして、最後はドリル等を高速回転させて細目の紙やすりで熱を加えながら仕上げてます。

ライターやアルコールランプでEVA表面を炙って、表面の毛羽立ち?を取り滑らかにする方法が一般的ですが、火を使うときは近づけ過ぎないようにしてください。
EVAは簡単に溶けますし、コルクは焦げて黒くなります。

コルクの場合は、コルクパテを塗った後に細かい番手の紙やすりで丁寧に仕上げれば美しいグリップが仕上がります。


完成

EVAやコルクを削った後は、ワインディングチェックをエポキシ接着剤で付けます。

コルクの接着方法

接着する際は、上の写真のように前後から圧縮するようにして(圧着)EVA等とワインディングチェックの間に隙間ができないようにし、はみ出した接着剤を拭き取ると綺麗にできます。
更に圧着するとズレにくく微調整がしやすい。
私はこのグリップ作りが好きで、何度も作り直して楽しんでます。

例えば試作号機は、最初は流用ワインディングチェックを利用して

ワインディングチェックの工夫

こんな形だったのに、某ブログで何度も勉強しているうちに試作三号機の完成形は、下の画像の
EVAグリップ

この形ですが、EVAはコルクと違って重たいので、中をくり貫いて軽量化を計っています。

グリップの軽量化

これだけでも、1グラム程度は軽くなります
1グラムって大したことないと思うかもしれませんが、自作ロッドは30グラム位まで小さいことの積み重ねで軽くすることが出来ますよ!


ロッドビルドとは オリジナルロッドを簡単に作る方法
https://ajinglife.blogspot.com/2018/06/blog-post.html
アジング一年生re
ロッドビルディング方法は上のリンクにまとめています。

0 件のコメント :

コメントを投稿

ちょーさんにコメントをよろしく!