次の自作エギングロッド(予定)はゼナックバンブーワークスのように感度や軽さより趣きを重視したいので、ウッドスペーサーのリールシートを購入してみました。
トラウトロッドのウッドリールシート
ソルトルアーフィッシングしかしないので馴染みがないけど、トラウトロッドやフライロッドはアルミのリールフードにウッドスペーサーというのがお決まりのスタイル。
いつもはスケルトンリールシートしか作ってませんが、トラウトロッドのリールシートや富士工業のVSSやIPSリールシートは感度等の絶対的な性能では不利なものの、手間を掛けずにそれなりに完成度が高いロッドが作れるのが魅力だと思います。
手に入れやすい定番品としては、
マタギのアンドリューフラットフェースリールシート
ジャストエースのトラウトグリップキット
があり、その他にもヤフーオークションで見た目が良い激安のウッドスペーサー付リールシートが出品されています。
アルミフード、アルミスクリュー
パシフィックベイMH-SCWは、アルミフードと片側のアルミスクリューがウッドスペーサーに接着されています。アルミの加工は非常にキレイでバリ等はなくて、触っても痛くありません。
アルミフードに直接リールを装着するとリールフットに傷がつくので、モノによってはアルミフードの内側にプラスティックのカバーが付いていたりします。
このパシフィックベイMH-SCWも黒色のプラスティックがあるので、リールフットの塗装が削れにくいはず。
マタギやジャストエースのリールシートもプラスティックのスペーサーが入っているようです。
ヤフオクの激安リールシートは2,000円弱でカッコ良いもののプラスティックカバーの有無が分からないので今回は見送りました。
パシフィックベイMH-SCW
フライフィッシング専門店アングルで販売しているパシフィックベイのリールシート。
値段は5,700円と少し高いけど、フードやスクリューのデザインがかっこ良いので買ってしまいました。
ナットの幅が狭いので緩みやすいかもしれないけど、ダブルナットになっているのでナットの間にOリング等を入れれば大丈夫だと思います。
重さは24グラム位、エギングロッドに最も使われている富士工業VSS16リールシートに近く見た目より軽い。
アルミパーツはフードもナットも薄くて軽く、ウッドスペーサーを抜いてカーボンパイプで作り直せば理想的な軽量高性能リールシートになると思う。
ウッドスペーサーには直径10ミリ強の穴が開けられており、周りとの間隔を見てもほぼセンターが出ているのではないでしょうか。
全体的に作りが丁寧で外国製品とは思えないクオリティ。
カラー
このリールシートのカラーはシルバー、ガンメタリック、ブラックの3色があります。メジャークラフトのトラウトロッドにほぼ同じリールシートが使われていて、個人的にファインテールやネクスティーノはかなりカッコイイと思うのでガンメタリックが使いやすそう。
余談ですが、メジャクラのロッドは信じられないコストパフォーマンスの高さで、ロッドビルディングでは同じ予算では同程度のロッドが作れません。
サイズ
ショップのページ等を調べてもなかなか分からなかったので、サイズを測定して写真を貼っておきます。実物を見れる方は少なそうなので、参考になれば。
リールシートの長さは98ミリ、前後ともにコルクリング2個から3個つけるとEVAグリップつきのVSS16リールシートと近い長さになります。
アルミフードやリールシートの太い部分は24ミリ、富士工業SDフード16サイズの22ミリ強よりも握りやすい。
スクリューは19.7ミリで、富士工業16サイズのスクリューよりもかなり太くて薄い。
ナットも薄いのでスクリューとの段差が少なくなり、ネジ部分に手が当たっても違和感がありません。
リールとのマッチング
シマノ1000番スピニングリールをロッドに合わせると、フードとウッドスペーサーの間に少しスクリューが見えます。フライロッドやトラウトロッド用のリールシートは他のも大体この位置にリールフットセンターが来るようです。
ピッタリと合わせるにはウッドスペーサーを自作するしかないけど、隙間が気になるような作りではないと思う。
持っている2500番までのダイワやシマノのリールはほとんどフードの位置が変わりません。
自分がロッドビルディングで一番楽しいのは、リールシートやグリップを考えること。
一本のロッドの部品構成だけで、何ヶ月も想像して楽しんでいます。
ロッドビルディングをはじめようという方には、必要な記事をまとめて
いるので是非見てみてください。
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