しかし、最近の高級リールはシマノだとステラやヴァンキッシュ、ダイワだとイグジストのようにマグネシウムボディのものも多く、ソルトルアーフィッシングでは塗装が剥げたり小さな隙間から潮水が入ると腐食してしまう恐れがあります。
車用品の高性能で割安なコーティング剤を使用して、腐食の恐れを減らしてみたいと思います。
コーティング剤の種類
釣りのロッドのコーティングで有名なのは、昔からあるボナンザや新発売のタックルエリクサー等があります。
ポリマー系コーティング
ボナンザはこのフッ素系樹脂を含むポリマー系コーティング剤で、我が家にも何個も転がっています。ポリマー系コーティングは耐久性が低いのが多いもののメンテナンス頻度が高い方には安くて使いやすいように思えます。
ガラス系コーティング
タックルエリクサーは高機能電解水+特殊ケイ素化合物で皮膜を作るようなので、ガラス系コーティングになるでしょう。タックルエリクサーは、内容量100mlで定価2300円となっており、実売価格も値引きなしでちょっと高い。
ガラス系コーティングの売りは高耐久性で、傷を埋めると書いてあるものが多いですが、目に見えるような傷は消えません。
本当のガラス系コーティングのメリットは予め硬い被膜を作ることで傷が付きにくくなることだと考えています。
車用のコーティング剤を釣り具に流用
車やバイク用のコーティングにはガラス系コーティングが以前から一般的に使われているので、製品数も多く安くて良いものが手に入ります。
釣り具用は何でも割高なものが多いので、使える物は流用してしまうのも悪くないかと。
バリアスコート
車用のガラスコーティングと言えば、Amazonランキングでも堂々一位のバリアスコート。実売価格は2500円程度で定価は3000円程度しますが、容量はタックルエリクサーの3倍、300ミリリットル入っています。
バリアスコートスプレー缶の他にマイクロファイバークロスが2枚付属しています。
つや消し塗装にも対応しているので、見た目の変化や塗装を痛める心配が少ないのがポイントです。
もちろん、水を弾くので海水が付きにくくなるのも釣り道具にはメリット。
バリアスコートは金属パーツや樹脂パーツにも対応していて、パッケージ等には書いていませんがワコーズHPで見ると釣りロッドは対応となっています。
車やバイク用のコーティング剤は種類が多いので、気に入った物を選び車と釣具で併用するのがオススメ。
私はステラやヴァンキッシュに車用コーティングを使用していて困ったことはありませんが、リールについては流用なので自己責任でお願いします。
コーティング剤の塗り方
バリアスコートのスプレー缶をよく振ってからロッドやリールに散布して、マイクロファイバークロスで拭き取るだけの簡単作業です。https://ajinglife.blogspot.com/2018/06/blog-post_18.html
アジング一年生re
元々、車用ですのでムラになりにくく艶も出てタックルが美しく輝きます。
特にマグネシウムボディのリールや塗装されたリールシートのロッドは塩と手で触れることにより塗装が剥げやすいので、コーティングをしていて損はない。
バリアスコートならいくら釣具に使ってもなくなりそうな気がしませんし。
ただし、ガラス系コーティングはタオルやクロスを再利用するとタオルの中に結晶が残り塗装面を傷つけることがありますので注意を!
リールやロッドを傷つけないために
気に入った道具は長くキレイに使いたいものです。
タックルは少しの手間で大事な部分に傷をつけずに使うことができます。
地面に置かない
よく、YouTubeの動画でもリールを下にしてロッドを堤防等に置くのを見ます。リールを下にして地面に置くと一番大事なスプールエッジやベール等に傷が入りやすく、そのまま使うとラインを痛めてしまうので絶対に止めましょう。
ロッドスタンドを使う
ルアーチェンジやノットの結び直し等でロッドを離す必要があるときは脇か股に挟むのが良いのですが、ロッドスタンドを常に持ち歩くのも良いと思います。タックルの置き方
クーラーボックスから離れて釣りをしていてロッドを地面に置くときにはリールのハンドル側を下にして、ハンドルノブとロッドのグリップを支点にしてブランクの下にものを置くと傷が入らない。ダブルハンドルが多いエギングのときはこの置き方が便利かも。
道具の傷は勲章だと言う方もいます。
タックルに傷がつくのは仕方ないものの、気に入って使っているタックルは慣れて釣りやすくなり愛着も湧いてくるので、少しでも丁寧に扱って長く使ってあげたいですね。
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