今までは帽子の上に付けるヘッドライト型のライトを使用していましたが、故障や構造上の不具合により首下げ型のチェストライトインティレイチャージャブルYF-201に買い替えました。
ライトを新たに購入するときのために、夜釣りのライトに必要な機能と明るさについて書いてみます。
釣り用ライトの種類
最近はLEDの性能向上により、消費電力の大きいハロゲン等のライトは使われなくなりました。
釣りに使うライトはロッドやタモから手を離さないで済むように、LEDヘッドライトを使う方が多いです。
ライトの形と使いやすさを考えて、自分に合ったライトを選びたい。
ヘッドライト
ライトに2本から3本のゴムバンドが付いていて、頭の上にかぶるタイプのライト。帽子の上にかぶるとツバで光源が妨げられ手元の仕掛け等は見にくいものの、目線の向きを確実に照射してくれます。
上のバンドがないものでも、釣りのときは帽子をかぶるので下にズレてくることはありません。
ただし、堤防等でタモ入れのときに真下を見ると上から抜けて落ちそうになりやすい。(落としたことアリ)
防止やヘルメットにバンドを留める専用のクリップを別売りしているライトもあります。
GENTOSガンビットGB-33TFTを使用していましたが、電池パックが頭の後方に来るタイプはカール状の電源線があるため引っ張られて断線しやすいように感じます。
下の写真のライトは真ん中の赤線が基盤のハンダ部から断線してしまいました。
逆にバッテリーとライトユニットが一体型になっているものは、故障しにくいけど単四電池仕様が多く明るいものが少ないし、前が重すぎて安定感がない。
光の方向性が定まらずぶらぶらするものの、バンドを首にかけて使用することもできます。
首下げ型チェストライト
サーティーフォーとハピソンのチェストライトYF-200、YF-205等の首下げ型のライトが最近立て続けに販売されてます。照射方向と目線が一致しない等の問題点があるものの、ライトを点けたまま人と話しても相手を幻惑させないことや海面を照らさないことが最大のメリット。
少し暗めですが、流行りのランニング用にも近場の釣りには良さそうな安いライトがあります。
首が疲れないか心配される方もいるでしょうけど、重量が軽いのでライトの存在を忘れるくらい快適に釣りができています。
キャップライト
帽子のツバに取り付けるライトも昔からありますが、未だ軽くて明るい製品が少なく、低価格の遊び向けの製品が多いです。冨士灯器HPから引用 |
釣りライトに必要な機能
釣りライトに汎用ヘッドライトやアウトドア用のライトを流用される方も多い。
釣具屋で販売している釣り専用ライト以外でも使えます。
コストパフォーマンスは汎用品のほうが高いし種類が多く明るさも上のものが沢山あります。
流用する際にチェックすべき性能を確認しましょう。
ライトの明るさはルーメン数
光量が少ないものに限ってルクスで表記してあったりしますので、間違えないように注意してください。
販売されているライトのルーメン数は10lmから1000lm超えまであり釣りで使いやすい明るさは、200lm以上。
50lmくらいのライトは激安ですが、堤防が高いと海面が見えないので安物買いの銭失いになります。
GENTOS HPから引用 |
LEDライトはLED素子の性能のほかに回路とバッテリーの品質で明るさがかなり違い、安物はチラツキが出たりもします。
電池は充電式⁉乾電池⁉
LEDライトに使われる電池は、単三電池単四電池の乾電池の他にリチウムイオンバッテリーがあり、充電式のリチウムイオンバッテリーは高電圧大容量なので、300ルーメンを超える高出力ライトに使われています。リチウムイオンバッテリーの弱点は、熱を持ちやすいことで、激安品は発火や爆発の危険性があり手を出さない方が良いと思います。
Amazonで中国メーカーのリチウムイオンバッテリー1000ルーメン超のヘッドライト(2,000円弱)を購入したことがありますが、見た感じ半分くらいの照度しかないしバッテリーとLED素子が異常に発熱するので、私には怖くて使えませんでした。乾電池は出力が低いものの、どこでも容易に入手できて入れ替えの予備バッテリーも持てるので、使用期間が長いキャンプや山歩きには便利です。 乾電池型のデメリットは、明るいものは重たく軽いものは暗いことで、総合的にはリチウムイオンバッテリーの方が性能が良い。
防水性能
釣り用だから防水性能が必要では?と考える方もいるようですが、ライトを付けている場所から生活防水程度のものでも水が原因で故障をしたことがありません。アウトドア用のライトも雨でも使えるようになっているので、当然ですが…
レンズの焦点距離と色
夜釣りをしていると外灯の色でラインの見やすさに違いを感じたことはありませんか?いくら明るいライトでも、青白っぽい色温度が高過ぎる光は仕掛けを作るとき等に使いにくいライトになってしまいます。
安くて高出力なLEDライトは、配光が悪く中心だけが明るく細かいものが見にくいものもあります。
仕掛けを作るときや歩いて移動するときは付近一体を広角に照らしてくれたほうが使いやすいので、出来れば広角や散光切り替えモードがあるのを選びたい。
点灯スイッチと点灯順番
アウトドア用のヘッドライト等は点灯時に1番明るいモードになり、スイッチを押す度に減光していくものがほとんどです。理由はライトが必要なときは明るく照らして安全を確保したり、遠くの人に合図するためだと思います。
しかし、釣りの場合は弱めに点灯した後に徐々に明るくなる方が理に適っています。
いきなり明るくなると海面を強く照らしてしまい魚に警戒されますし、ルアーチェンジの時などはラインが見えれば良いだけなので暗めで十分です。
チェストライトインティレイYF-201のインプレ
以上の釣り用ライトに必要な性能を踏まえた上で、インティレイの評価をしていきたいと思います。
明るさと広角の使用感
ブースト時最大600ルーメン通常時200ルーメンとなっていて、普通にアジングで使うならばブーストが必要ないくらい明るい。散光弱で30ルーメンなのも、ガイドにラインを通したりジグヘッド交換をするときに十分な明るさです。
売りの広角レンズも周囲まで均等に明るく、非常に見やすい。
アジングするときはこの広角ライトだけで他は必要ないかも。
ライトの照射方向
初めての首下げ型のライトで不安でしたが、仕掛け作りには使いやすく感じます。しかし、釣った魚が抜き上げれるか見るため下を向いたときにライトが下を向かず、照射方向が目線と一致しないので上手く照らすことができません。
タモ入れが必要な釣りをする方にはオススメできないし、釣り上げた魚の写真を綺麗に撮影するときもライト本体を手で持って調整が必要です。
ブログ用に写真を撮る私にはまだ慣れません。
首下げ型で安定しないのではと購入前は思っていましたが、電池込み170グラムと軽いのにブラブラしません。
点灯スイッチが釣り向き
インティレイの点灯スイッチは3個に分かれていて、右が散光、左が集光、真ん中がダブル点灯になっています。散光や集光スイッチは、一度押すと弱光で押す度に強くなるし長押しで消灯できるので、使いたい明るさだけを点けやすい。
感覚的にも使いたいライトの上を押すだけなので、分かりやすくかなり良い感じ。
コストパフォーマンス
オープンプライス約8,000円の値段で売られていますが、ちょっと高すぎます。このインティレイは中国生産で、輸入品の同じ明るさのヘッドライトなら半額で買えるでしょう。
コストパフォーマンスと安心感で考えると、ジェントスのヘッドライトを買った方が良さそうです。
しかし、リチウムイオンバッテリーの無名メーカーライトは、頭や胸に爆発物を付けると考えると怖くて使えないし、使いやすさや明るさ見やすさの性能面は合格点で、他に似た商品がなかったので仕方なく購入しました。
単に変わり物好きなだけという気もしますが…
釣りでライトを使うときのマナー
最後に夜釣りでライトを使うときの注意事項を書いておきます。
みんなでマナーを守って楽しく釣りをしましょう。
海面を照らさない
ライトを点けても魚は寄ってきませんし、動く光源は魚を警戒させてしまいます。ライトで海を照らさないと釣りができないならば、明るいときに人のいないところで練習するべき。
ラインのハリやテンションは、照らして見なくても感覚を研ぎ澄ませば分かるようになります。
私も海の濁りやゴミを確認するときは、人のいない所まで行ってから見るようにしています。
人を照らさない
他の人が釣った魚を確認するために、照らして見るのも釣った本人からすると眩しいものです。見たいときは声をかけて見せてもらえば、釣り方のヒントも得られるかもしれません。
また、話すときにヘッドライトを点灯させたままの方も眩しすぎて顔が見えません。
少し下向きに調整してから話しかけましょう。
歩くときは足元を照らす
堤防を遠くを照らしながら歩く方が居られますが、水たまり等にハマりやすいです。釣り人はライトを向けられるのを嫌がる人も多いので、自分の足元をしっかり照らして歩いたほうが良いです。
仕掛けを作るときは逆を向く
ジグヘッドやルアーの交換のときに海を向いていると、仕掛け作りに夢中になり横で釣りをしている海面にライトが向いてしまうことがあります。後か人が居ない方向を向いてから、ルアーチェンジを!
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