箱にはこんな感じで入っていて、薄いリール袋も付属しています。
このスピニングリールの売りは、何と言っても、
自重155グラムのダイワリール最軽量
だと思います。
実釣でのインプレの前に、まずは各部計測と重量測定と比較から始めます。
重さの比較
全体の重さは、最初の写真の通り、約159グラムでカタログスペックと比べて少し重めです。しかし、ハードユーザーはグリスをオイルに置き換えたり、ブッシュのボールベアリング化をするでしょうから少しの差は意味を持たない、これでも十分軽い。
これからは私の所持リールでカタログスペックが近い12ヴァンキッシュ等と比較してみます。
スプールの重さ
セオリー1003のスプール重量は、21.7グラム12ヴァンキッシュV1000SSスプール、エステルライン付は、22.7グラム
13セルテート1003スプール、エステルライン付は、37.3グラム
ヴァンキッシュの夢屋スプールはやはり軽いですが、セオリーのスプールをセルテートに付けるのは総重量180グラム程度となるので使えるカスタムに思えます。
エアスプールと変わらないくらいの重さ、値段は安いしアルミスプール!
一応、ドラグ音は爆音系ですのでご注意して下さい。
ハンドルの重さ
セオリー1003のハンドル一式の重量は、14.8グラム12ヴァンキッシュはリブレwing72ダブルハンドルしか手元にないので参考にまでに、38.2グラム
13セルテート1003のハンドル(ザイオンノブ、2BBに変更済)は、23.0グラム
セオリーのハンドルは軽いですが信じられない細さでビックリ、でもアジングなら十分な耐久性はありそう。
セルテートとの比較でハンドルとハンドルノブだけで約10グラムも軽量化されていて、既存のダイワリールに付け替えるとバランサーを付けなくても横方向のバランスが改善される可能性があります。
リール本体の重さ
セオリー1003の本体のみ重量は、117.6グラム12ヴァンキッシュの本体のみ重量は、111.3グラム
やはり、ハンドルとスプールの軽さが、全体の軽さに貢献している。
12ヴァンキッシュのボディの軽さは異常ですが…
この2つは軽いほうがタックルバランスも取りやすいので、良い傾向だと思います。
スプール径
リールの寸法について、私がアジングで一番気になるのはスプール径とハンドルの長さです。できる限り小さいほうが糸抜けの良さを期待できるので、出来る限り小さい方が良い。
セオリー1003はスプール径40ミリ
12ヴァンキッシュ1000SSもスプール径40ミリ
セオリー1003のスプール径は、ほぼ最小の40ミリですので、ダイワ1000番スプールや旧型のシマノ1000番スプールと同じアジングに最適化されてます。
(今のシマノスピニングリールは1000番で42ミリから43ミリ、ダイワの2000番相当で大きい)
ハンドルの長さは40ミリで、他の1000番リールと同じで使いやすい。
回転フィーリング等
空回しで回した感じは、ギアが柔らかいためかセルテートのようなギアが当たっている感じは少なく感じます。ただし、グリスが硬い感じで回転フィールは重めのヌメヌメ系で慣らしてみないと真の力は分からない。
(オーバーホールしてグリスの入れ替えをしたところ、異音なくスルスル軽く回るようになりました。)
ローターを押さえて、ハンドル回転方向のガタを確認してみましたが、最近のダイワリールの傾向通り調整されているような感じでガタは少なめで、私はある程度使用後に0.01ミリのシムをドライブギアとベアリングの間に入れました。
通販で予約して買ったのでセオリーは個体差で選んでいませんが、セオリーは0.01ミリシムで調整済の12ヴァンキッシュと変わらないくらいのスラスト方向のガタしかありません。
17セオリー発売直後に言われていたスプールの横揺れブレについても、私は気になりません。
これはドラグを緩めで使うアジングに必要のない強度だと思いますけどね。
ボディのネジ部は想像通りのトルクスネジで、ラインローラーは六角ですが、分解する方はトルクスレンチドライバー等を買うでしょうから寧ろ歓迎です。
リールスタンドの適合は
17セオリーにリールスタンドを付けようとしている方は、要注意!セルテート等とハンドル逆側のキャップの内径等が異なり互換性がありません。
左がセオリー、右がセルテートで外見上の形はそっくりですが写真の通り取り換えても付きませんので、14カルディアもそうでしたが一般的なスタンドは付かないと思います。
セオリーのカスタム記事まとめ
ベアリングやシムの追加やマグシールドの外し方等を紹介しています。
特にアジングに関しては、安いのに重量と巻きが軽くて非の打ち所がないので、1台は持っていて損はないかと。
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