自作チタンティップアジングロッドの感度性能比較

今まで自作した4本のチタンティップアジングロッドは、当初から全て試作機のつもりで製作しており、
ブランク、チタンティップ、アーバー位置
を全て変えて同じようなものはありません。
ロッドビルド
何故、そんなにアジングロッドを作るのか、それは、全世界のアジンガーの夢である
いつかは最高のアジングロッドを自分の手で!
を叶えるためだけです。
自分だけかも…

取り敢えず今まで比較して感じたこと、先輩方に教わったこと等をメモ程度に記載させていただきます。



自作チタンティップロッドのまとめ


初号機 ロジギア53



長さ 5フィート6インチ
チタンティップ イシグロオリジナル2段テーパー
長さ160ミリ 先端0.7ミリ 末端1.5ミリ
ブランク イシグロロジギア53 曽根マイスター
ガイド数 8個

試作二号機 マグナムクラフトRS8626


長さ   4フィート11インチ
チタンティップ サバロオリジナルテーパー改
長さ150ミリ 先端0.55ミリ 末端1.2ミリ
ブランク マグナムクラフトRS8626
ガイド数 6個

試作三号機 マグナムクラフトAJX5917



長さ 5フィート8インチ
チタンティップ イシグロオリジナル2段テーパー改
長さ160ミリ 先端0.6ミリ 末端1.5ミリ
ブランク マグナムクラフトAJX5917
ガイド数 8個

試作四号機 マグナムクラフトRS8628



長さ 5フィート3インチ
チタンティップ 長さ300ミリ末端1.5ミリベース
長さ170ミリ 先端0.65ミリ 末端1.38ミリ
ブランク マグナムクラフトRS8628
ガイド数 7個

ブランクの長さと性能


チタンティップロッドの場合、初号機の様にブランクが長く柔らかいものはチタンティップの重みに負けてキャスティングが難しいし、長さの割に飛距離も伸びにくい。
試作二号機の様に短すぎるものは、もたれ感度またはテンション感度が低く、潮の重みや居食いのようやものを捉える性能が低い。

上の2つの理由から私には、長さ5フィートから5フィート半ば付近が扱いやすい気がします。

ブランクの感度や性能は、マグナムクラフトが良いと言われているようですが、私の感覚ではイシグロロジギア53は凄い可能性を秘めている気がしており、次期エースロッド用に2017ロットを1本買い置きしています。
イシグロホームページによると、2018ロットは国産カーボンシートに変わるようで楽しみな反面、良さがなくならなければ良いなと…


チタンティップの反響感度


各市販メーカーがティップの細さを競って新製品を販売していたので、私はティップが細い方が感度が良くなると思っていましたが、逆ですね…
チタンティップの場合、元々柔らかい素材なので細いと反響感度を失ってしまうのではないかと感じました。

チタンティップは、ある程度の長さと太さがあってはじめてチタンティップらしい反響を得ることができると先輩方に教わり、実体験からも間違いないと思います。
一番ショートで繊細な試作二号機は、試作ロッドで一番反響感度がないです。

長さ160ミリ以上で末端1.5ミリが、次に作るときの基本にしたいと考えているチタンティップです。

チタンティップに付けるガイド数で感度が変わると教えてもらいましたが、4本作ってみると確かにガイド数が多い方が反響感度が良いように感じます。
この感度差の理由が、ラインの接地面積か増したからか、チタンティップの重くなったからかは、これからお勉強しないと!


アーバーの位置


私の自作チタンティップロッドは、いずれも試作と名が付く通りでリールシートグリップの仕様もあえて変えて作成しています。

ロッドビルド アーバー位置

アーバーの位置は上の写真の赤線の位置で、空間の取り方とカーボンプレートアーバーの接触する素材を変えてみました。

反響感度を明らかにリールシートとアーバーで変えられてると感じるアーバー位置は試作四号機の箇所だけで、まだまだ研究勉強が必要な部分です。
私の場合、アーバーの位置でデザインも変わってしまうのですが、見た目は試作三号機四号機がお気に入りです。


バランス位置


ロッドバランス位置が重要と言われる方が多いようですが、私はほとんど気にしていません。

自作ロッドの場合、180グラム台のリールを付けてしまえば、見た目からもバランスの悪く見える試作四号機でもこの位置でバランスが取れます。

ロッドバランス
(リールフット中心から40ミリから45ミリ)

ただし、ブランクが硬すぎたり長かったり極端に重たい場合はバランスの影響が大きいのかも知れません。
実際に試作四号機は長時間(6時間以上)使っていると少し嫌になります。


総合性能の比較


試作ロッド4本を比べてみると、
キャストフィールは、二号機と三号機
反響感度は、初号機と四号機
が抜けて良いと思っていますが、全試作機を使っていただいた他の方には試作三号機が好印象と言われました。
また、潮の重みをアジが咥えたと勘違いして合わせてしまうのは初号機と四号機で、おそらくこの2本はテンション感度も良すぎるのだと思います。

今までのことを踏まえて、そろそろ初号機のreをしていきたい!


ロッドビルドをはじめたい方は、タイトル下のメニューを押すと作り方等のページがあります!
https://ajinglife.blogspot.jp/search/label/はじめようロッドビルド?max-results=10&m=1?max-results=10
若しくは、すぐ上のリンクをお押しください。

まだ、はじめてのロッドビルドコーナーは作りかけですが、質問等ありましたらコメント欄に何なりとお書きください。

2 件のコメント :

  1. チタンティップの長さ太さ、ガイドの数、同感です。
    あとは自分の人間感度と、変わっていく好みに合わせて追求していくという無限ループ(ノД`)

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    1. コメントありがとうございますm(__)m

      バーボさんや大先輩の方々に教わり、私も少しだけですが感度を出すセッティングが分かりつつあります。

      まだまだ、私もリビルドや作るのを続けないと理想のロッドには行き着きそうにありません。
      でも、それが最高に面白いです。

      ロッドビルドの道に踏み入れるキッカケを作ってくれたバーボさんには本当に感謝!!!!
      でも、ビットコインの道は怖すぎてまだ行けませんw

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