ダイワセオリー1003のカスタム ベアリング追加とシム調整

17セオリー1003のスプールとハンドル等にベアリングを追加し、ラインローラーも2BB化をしました。
(追記 18カルディアもボディが同じなので、一緒の方法で簡単にカスタムできると思います)

中のグリスか硬いので購入からしばらくは感じなかったのですが、使っているうちにカタカタとハンドル回転方向のガタが気になってきたので、ボディを開けてドライブギアのシム調整もしています。
セオリー リブレダブルハンドル カスタム
エンジンプレートがあるダイワスピニングリールの高級機(イグジスト、セルテート、ルビアス)だけがマグシールド機でもシム調整が出来ると思われていますが、14カルディアや17セオリーも簡単にドライブギアのシム調整が出来るようです。

特にセオリーはメンテナンス性が抜群!
初心者おじさんの私でも簡単にできました。

追加する部品の購入は、
・ミネベアのボールベアリングはラジコン屋さんか楽天やヤフーショッピング等のネットショップ・純正パーツは最寄りの釣具屋さん・特別な規格の部品はヘッジホッグスタジオ
で、それぞれ注文するのが便利です。

最近は、純正部品の注文を受けてくれるネットショップも増えたので、ヘッジホッグスタジオの取り扱いがあるショップなら純正部品と合せて一括注文も出来ますね!


ハンドルノブのベアリング追加

ハンドルノブのカバーを下の写真の針金で外し、プラスネジを回してベアリングを追加するのですが、強めのネジ止め剤が塗ってあります。

私はマイナスドライバーを力一杯ネジ方向に押し込みながら回すようにしています。

今まで何回もネジの頭を舐めてしまっているので、慣れない方は要注意!
セオリー ハンドル ベアリング
セオリー ハンドル ベアリング
ベアリングサイズ740ZZを2個追加できます。
もし、シム調整が必要なら内径4ミリ外径6ミリのサイズですが、私のセオリーはベアリングを追加するとガタツキがなくなりましたので、追加後に気になったら購入が良さそうです。

このハンドルノブのベアリングは水やゴミが入りやすいためか痛むのが早いように感じますので、ベアリング購入時はかなり余分に多めに買っていても後悔しない。



スプールと受けのベアリング追加

スプール内は、ドラグノブとドラグワッシャーを取り外し前側からベアリングを追加し、ドラグの滑り出しを良くします。
この部分のベアリングの効果は感じにくいですが、ダイワスピニングリールの上位機種には付いていますので付けない理由もないでしょう。
セオリー スプール ベアリング
シャフト部は六角形の針金を外して追加するのですが、外すときにかなりの確率で飛びます!
過去にこの針金をなくしたことがありますが、無くしたときは釣具店でメーカーに注文しないといけません。
(注 イシグロやナチュラム等のネットショップやスタジオヘッジホッグでも販売してくれるとは思います。)

飛ばないようにするとともに、周りのものを片付けておくのが無難です。
セオリー 軸ベアリング
両方とも、ベアリングサイズは1170(オープンベアリング)で良かったはず。


ラインローラーの2ボールベアリング化

ラインローラーのプラスチックブッシュをベアリングに交換して、ライン巻取り時のラインローラーの回転を安定させます。

2.5ミリの六角レンチでラインローラーのネジは外れます。
セオリー ラインローラー
今回は、もう使用していない14カルディア2004から部品を取りましたが、ノーマル状態でラインローラーの構成部品は17セオリーと一番左の1個しか変わってません。
ラインローラー比較
ダイワラインローラー ベアリング
2ボールベアリングにするには、ラインローラーのネジ側はそのままで、ベール側を元々ベアリングが入っている方と同じように組んでいけば良いので簡単です。
(下段のパーツが余る部品)

追加で必要な部品は、セオリー購入時に付いているパーツリストで、
38番 ローラーカラー(A)
39番 ローラーパッキン
40番 ボールベアリング
41番 ローラーカラー(B)
だけで値段も安いです。

私はローラーカラー(A)の代わりにヘッジホッグスタジオ製の樹脂カラーを使用しています。

ベアリングサイズは740(オープンベアリング)で良いと思いますが、今回は14カルディアから流用しました。

ラインローラーの分解で取れない部品

セオリーのラインローラー分解で一番難しいと思うのが、
ダイワ ラインローラー部品
ベールの付け根に付いている金色のカラーの取り出しです。

隙間が少なくグリスで貼り付いているのでピンセット等では取れなかったです。
私はパーツクリーナーを勢い良く部品端に吹き付けて浮かせて取りました。

こじったりしてベール側を傷つけたりするとチューニングが台無しなので、無理はしないように!

ローターのバランス取り

2ボールベアリング化でローターバランスが狂って、高速回転時にブルブル震えるのが気になるときは、ローターかラインローラーと逆側のベールの付け根のカバー内に、
リール ウェイトバランス
釣具店で販売しているルアー用のウェイトシールを貼り付けてます。
ダイワシマノ問わず、スピニングリールを使っているなら知っていて損はないリスクが少ないバランス取りの方法と思います。

セオリー1003に関してはギア比が低くバランスがそれほど気にならなかったので、そのままの状態で使用する予定です。


グリスアップとシム調整

セオリーはマグシールドを残したままボディを開けてグリスアップやシム調整ができるダイワでは珍しいスピニングリールです。
シム調整はリアルフォー機ならできますが、最近のダイワのリールでマグシールドを外すことなくギヤに直接グリスアップができるのを見たことがありません。

ボディ分解

トルクスネジでボディカバーを留めているので、トルクスドライバー必須です。
私は持っていたトルクスドライバーのサイズT8で外しました。

ボディカバーの外し方は、リール最後端の後ろのネジ1本と
ダイワセオリー 分解
ボディを後ろから見て左側のカバーを止めているネジ3本をT8トルクスレンチで外すと
ダイワセオリー リールカスタム
ローター等を外すことなく、簡単にボディカバーが外れます。
通常、他のスピニングリールはこんなに簡単に分解できないので、セオリーは私みたいなオーバーホール初心者向けの良いリール。
ダイワセオリー ギア ギヤ
シムとワッシャーの寸法を計測した結果、内径7ミリ外径10ミリの一般的なシムが適合すると分かったので、リールカスタムショップのヘッジホッグスタジオで購入した0.01ミリを1枚追加してガタが無くなりました。
シムの厚みは個体差があるので、最初は少な目に追加しながら様子を見るのがギア保護のためにも良いかと思います。

マグシールドはずし

ダイワスピニングリールのドライブギアのシムは、0.01ミリ単位でガタが解消するのが多いように感じますので、ヘッジホッグスタジオで買うなら0.05ミリは要らないかなと思っています。

マグシールドは必要? ダイワセオリー1003のカスタム
https://ajinglife.blogspot.com/2018/03/1003.html
アジング一年生re
マグシールド外し完全分解は上のリンクで書いてみました。
完全分解でも難しい作業工程がないリールですし、しっかり作り込めばハイエンドモデルにも負けないリールに変身するかも。

実際にこのセオリーは調子が良いので、他にステラやヴァンキッシュ等を持っていてもメインで使用するアジングリールになっています。
今使っているアジングリールでは5台のうちセオリーが最も安いのに、1番2番を争うお気に入りリールで、コスパ最高のオススメリールです。

ステラに比べればギヤが当たっている感じはあるものの、マグシールドレス化してグリスを入れ替えれば巻きはスカスカで軽く、異音もしにくい素晴らしいスピニングリールだと思います。

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