ワークマン限定イージスデニムパンツとアルティメットパンツを比較

イージスシリーズや人気のアルティメットは寒くなってから買おうとすると大きなサイズから売り切れるので、早めに気になるモデルを手に入れる必要があります。

今年のワークマンの防寒着の新製品で気になっていたのが、生地が強くて暖かそうなイージス360の限定デニムパンツと究極の暖かさのアルティメットパンツ。

この2つがおそらく現在のワークマンの防寒ズボンの最高峰で、悩んでいる方が多いのではないでしょうか。(タグにも最強や究極と書かれていますし)
ワークマン 防寒着ランキング
両方を釣りやバイクに使ってみたので、参考までに評価していきます。

釣りの防寒着の場合、ジャケットは重ね着で体温調整できるし痛みにくいので買い換えること少ないけど、ズボンは重ね着が難しいし破れやすい。
丈夫な防寒ズボンは少なく流用は難しいけど、限定のイージスズボンは暖かさと強さのバランスが取れていて釣りにもかなりオススメ。

アルティメットパンツはまだ履いた回数が少ないので生地の強さは分かりませんが、室内では汗をかくほどの暖かさです。


ワークマンで買うときに注意すべきこと


ワークマン女子という言葉まで生まれて、メディアの影響で初めてワークマンに行く方も多いでしょう。

最初にワークマンで衣服を買うときの注意事項を書いていきます。
私自身何度も失敗しているので、楽しいワークマン生活を送る上でもこの3つだけは必ず守って欲しい。

記載サイズをあてにしないこと

ワークマンの衣類は、シリーズが同じでも商品名が違えばサイズ感が全く違います
ユニクロと同じ感覚で購入するとワークマンのサイズは小さめに作られていることが多く、タグのサイズは参考程度にしかなりません。
試着室がレジ横にあることが多いので、必ず試着すること。
人気商品で合うサイズがないからといって購入すると、後で後悔しますので、次の入荷を待ちましょう。

縫製部を確認すること

安くてモノが良いと言われているようですが、縫製部は個体差が大きいです。
安い防寒着として買われることが多いユニクロ製品よりも縫い方が雑で、ほつれ糸が出ているのがほとんどです。
複数商品があるときは店員さんに袋を開けてもらって縫製部を必ずチェック。

段ボール箱や棚上下をよく見ること

店内にお客が増えて、以前にも増して店内に段ボール箱が積まれることが多くなりました。
段ボール箱横には商品名が書いているので、在庫がない場合は箱横を見てみましょう。
人気商品の売れるサイズは、箱から陳列されずになくなることも。
また、棚上や下を見るとサイズ違いが埋もれていることもあるので注意を。


イージス360リフレクト


ワークマンのイージスというと、上下セットで6,800円という低価格の透湿防寒防水スーツ

派生モデルとしてイージスリフレクト、イージスオーシャン等の上下セットの防水防寒スーツがありますが、イージスサンロクマルリフレクトは上下別売りで、上着5,980円ズボン3,980円と値段が高い。
ワークマンイージスのポケット
(注:写真はイージスサンロクマルデニムパンツ)
前側左右と左太もも横にポケットがあり、イージスのズボンではポケットが多く付いている方で釣りに使いやすい。

ただしポケットの入り口は狭く小さいのでタバコとかを入れると潰れやすく、鍵等の小物しか入りません。

イージスの限定デニムパンツ

2019年のワークマン限定モデルとして販売されたのがイ-ジス360゜リフレクトDENIMジャケットとパンツ

耐水圧10,000mm、透湿度8,000g/m2/24hで、見た目はデニム風の厚手の生地なのに防水と防風はしっかりとしていて、イージスの名がついているだけのことはあります。
イージスデニム スペック
中からニーパッドを入れられることからバイク乗りもターゲットにしているようで、無印イージス等と違って外観の『いかにも防寒着』のツルテカ感がなく、反射する派手な文字が入っていないのは良い。
そのままコンビニ等に入るのも恥ずかしくありません。

裏地もキルティング生地でロングタイツ等の上に履くのにちょうど良い。
イージス 裏地
しかし、ただでさえ高かったサンロクマルリフレクトが限定になることで約1,000円高くなり、ジャケットは6,800円、ズボンは4,900円と上下セットで1万円の大台を越えてしまいました。

個人的には、ワークマンにしては値段が高いものの他のメーカーの防寒着の生地や綿量を比べるとこれでも安いように感じているけど、モデルチェンジしたイージスシールドと同じように上下合わせて1万円は切ってほしかった。

イージスのズボンの耐久性

イージスのズボンは暖かいけど薄くてビニールのような生地が弱く破れやすい。
釣りをするときは片膝をついたり、堤防等に座り込むことがあるので少し引っかかっただけで破れてしまう。

安くてもすぐに駄目になるものは釣りには使えません。
イージス ポケット
この分厚いデニム生地のイージスは、20回くらいアジングやショアジギングの釣りに使っていて膝やお尻をテトラや堤防についていますが、まだ破れていません。
丈夫になった分、畳んだ時のコンパクトさと軽量さが失われてオーバーパンツとして気軽に持ち運ぶことはできなくなりました。

個人的には、これまで履いていたイージスh600のパンツはすぐに破れたので、これだけでも値段が高い分の価値は感じています。

イージスデニムパンツのサイズ感

ワークマンイージスは小さめに作られているので、普段着ている服よりワンサイズかツーサイズ上を買うのが鉄則。

このイージスパンツもストレッチ素材なのにかなり小さく、ウエストは大きいのに太もも周りがタイトに作られています。

他のイージスのパンツはオーバーパンツとして使えるようにゆったりとした作りですが、このデニムパンツはこれまでのイージスとサイズが全く違うし、ストレッチの伸びも少ないので、ジャストサイズだと膝を曲げたり足を開いたときに生地の突っ張りがキツイ。

直履き用に作られているようなサイズ感で、オーバーパンツとして履くなら少なくてもツーサイズ上を買うべきだけど、サイズを大きくしすぎると丈も長くなるので絶対に試着をオススメします。
イージス背面
裾はマジックテープで絞れるようになっているので、長すぎても大丈夫だと思いますが、生地が硬めなので履き心地は悪くなる。

ウエスト部分は両サイドにベルトがついていて調整できますし、ベルトループもあるので少し大きめを買えばどうにかなるかと。

アルティメットパンツ


昨年に発売されて爆発的な人気を誇ったアルティメットフーデッドパーカーのパンツが新発売されました。

ワークマンのアルティメットは、ストレッチ素材にファイバーダウンを入れ裏地にアルミプリントを施した防寒着です。
防水ではなく撥水仕様なところが、スペック上のイージスとの大きな違い。
アルティメットフーデッドパーカーは3,900円でアルティメットパンツは3,500円。
アルティメットパンツ スペック
よくあるダウンパンツと違い、少し厚めの生地だけどストレッチがよく効いていて動きやすく、無印イージス等よりは破れにくそうな感じです。

アルティメットのポケット

防水や防寒のため、ワークマンイージスのパンツは一部を除いてボケットがありません。

イージスシールドのセット品のパンツは、格好良くてポケットがあるけどあの大きくプリントされた字が好きになれないんですよね。

釣りならイージスオーシャンと思った方、ワークマンの開発者には悪いけどポケットの数や透湿性なし等、あれは本格的なルアーフィッシングをしない人が作ったものだと思っている。
ワークマン アルティメット ポケット
アルティメットはジャケットもパンツもタブレットが入るほどの大きなポケットがあり、アウトドア仕様な感じで使いやすい。

裏アルミプリント

アルティメットパンツの売りの一つとして裏地のアルミプリントがありますが、これは股部分までしかありません。
ワークマン アルティメット裏アルミ
裏返してみると写真のとおりで、バイクに乗るときに寒い太もも周りにアルミプリントがないのは大きなマイナスポイント。

膝裏のリブから風が入ってきそうに見えますが、履いていて膝裏に寒さや風は感じません。

ワークマンアルティメットのサイズ

アルティメットフーデッドパーカーアルティメットパンツの各サイズを試着してみました。

アルティメットフーデッドパーカーは綿が多いためかツーサイズ位は大きくないと下に着込めない感じで、ワンサイズ上でもジャストサイズ、下に着込むならツーサイズ上が必要に感じました。
胸囲や肩幅がある方には、思っている以上に小さめな作り。

アルティメットフーデッドパーカージャケットは、ピチピチだと腕の動きが制限されるのでルアーフィッシング等の動き回る釣りには向かなくなる。
アルティメット サイズ感
アルティメットパンツは膝裏にはACTIVEレイヤーというリブが入っていて動きやすく、ストレッチが上の限定デニムよりも効いていて生地が伸びるので、パンツはジャストサイズで着たほうが暖かく良さそう

アルティメットパンツのサイズもイージスと同様な感じだけど、サイズを大きくしてもイージスシリーズほど丈が長くならないので、オバパンとして履けるようにツーサイズ上を購入しました。
実際に重ねてみても、アルティメットパンツの3LはイージスデニムパンツのLLよりも太ももに余裕があるのに股下は短かったです。

ウエストは緩めの作りでジャージのように紐を結んで締めるようになっているけど、紐の縫製部が左右横より前側でほんの少ししかウエスト幅を調整できないので、ベルトを使ったほうが良いと思う。
ワークマンアルティメット サイズ感
ウエストのゴムの意味がなくなってしまうけど、来年は紐の接続部を改善するかイージスのように調整用ベルトを付けて欲しい。

全般的にワークマンの防寒着のパンツは、ウエストサイズだけが大きすぎる。


イージスとアルティメットの比較


バイクに乗ったときと釣りをしているときで分けて、イージスとアルティメットを比較していきます。

どちらも5,000円を切る値段の防寒着としては非常に優れていると思いますが、使ってみるとそれぞれの特徴がよく出ていました。

バイクに乗ったときの防風性能

立っているだけなら暖かいのはアルティメットパンツの方ですが、バイクに乗るとイージスの方が風が入ってきません

裾をアルティメットは絞れないし、股間部のチャックがイージスはマジックテープも付いてて、防風に対する機能がイージスとアルティメットで異なるのが風を感じる原因だと思います。

アルティメットはバイクで風を受けると生地や前のポケットから冷気が入ってくるように感じるけど保温力が強いためか寒くはないものの、イージスの方が風が入らなくて快適に走れます。

釣りに必要な防水性能

イージスとアルティメットは防水と撥水なので、水道水を表面にかけても生地表面を流れて水を弾きます。

防水性能は圧力をかけたときに差が出てくると思うので、水道水で濡らしながら数秒間擦ってみました。
ワークマンイージスの防水性能比較
アルティメットは撥水のみなので染み込んだようになり拭き取っても明らかに濡れてしまっています。
雨降りの日に着てませんが、新品でも時間とともに水が染み込んでくるでしょうし、撥水なので着用回数とともに水を弾かなくなると思います。

イージスは、防水仕様なので多少は染み込み色が変わるけど拭き取るとあまり濡れた感じはしません。

イージスとアルティメットの暖かさ

気温0度から5度程度の中でバイクや釣りをした感じは、防水防風に優れたイージスと保温に優れたアルティメットという印象を受けました。

バイクに乗ることを考えれば防水防風性能に優るイージスデニムパンツの圧勝です。
イージスサンロクマルデニムパンツはツルツルしていないので、お尻がシートから滑りにくいのもバイク向き。

アルティメットは着ているだけで汗をかくほど保温力があるので立っているだけのときは全く寒さを感じず、ポケットも大きくてルアーケースも入るので使いやすいので釣りには便利。
寒い中で立って作業をするならより暖かくストレッチが効いたアルティメットパンツの方が快適です。

結論、イージスとアルティメットは防寒着としてどちらも値段の割には素晴らしく、安さを活かして両方買って適材適所で使い分けると更に暖かく冬を越せると思います。

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