熱収縮チューブでロッドカスタムやグリップの改造を楽しむ方法

釣り道具のカスタムは性能を追求するロッドビルドやリールカスタムだけではなく、身の回りの物の使いやすさやデザインを変化させるのも面白い。
市販品のロッドやクーラーボックスも少し手を入れるだけで、オリジナルの物になり愛着が湧いてきます。
ロッドカスタム
今回は、レインボーグリップを使ってロッドカスタムとクーラーボックスグリップのデザイン変更をしてみました。



レインボーグリップ


シーガルのレインボーグリップは、表面が少しザラザラしていて分厚い熱収縮チューブ。
少し前にメーカー製造が中止されているようで、半額程度の値段の500円前後で安売りされています。
レインボーグリップの使い方
レインボーグリップを知ったのは、エリアトラウトロッドのEVAグリップにブラウンのレインボーグリップを付けてコルクグリップ風にしている方を見てからで、それ以来各色買占めしているところです。
市販品のロッドにも使いやすいし、値段が安い同じ様な熱収縮チューブはなかなか見つけられない。
今も販売している釣り具用の熱収縮チューブは、色が少なくX状の模様が入っているので短く使うと変になってしまう。

レインボーグリップの種類

色は赤、青、黄、緑、橙、黒、白、茶がありますが、サイズによっては元々製造していない色があるようです。
サイズは、25ミリ、30ミリ、40ミリがあり約半分まで収縮するので、ライトゲームロッドとかだと細めの25ミリか30ミリが使いやすい。
アジングロッドだと25ミリ、エギングやシーバスロッドだと30ミリか40ミリになると思います。

熱収縮チューブの使用方法

レインボーグリップは120℃まで熱すると収縮するようですが、ロッド等の素材が傷まないようにゆっくりと時間をかけた方が良いでしょう。
熱収縮チューブの使い方
ヒートガンを遠くから使用して収縮させましたが、ドライヤーやライターでも出来そうなくらいすぐに縮みます。

暖まっているうちは変形しやすく縦方向にも収縮するので、ある程度縮こまったら冷やしてから修正を繰り返しました。
完全に密着していないと熱収縮チューブの位置がズレやすいので注意を。


ロッドカスタム


出来たばかりのチタンティップロッドの試作弐号機reのデザインを変えたい!

マグナムクラフト8320でリビルド チタンティップトラウトロッド 弐号機re
https://ajinglife.blogspot.com/2018/08/titantroutrod-re2.html
アジング一年生re
赤色や金色の派手な機体しか乗らないシャアの残存思念フル・フロンタルが乗るシナンジュをイメージ。
元々はシナンジュスタインという試作機体というのもロッドのイメージにピッタリです。
ロッドに熱収縮チューブを付ける
熱収縮チューブを切り分けてからロッドに通して、ヒートガンで離れたい力ゆっくりと加熱すると滑りやすいカーボンパイプグリップも持ちやすくなります。
熱収縮チューブグリップ
ちょっと色のバランスが悪く下品な感じなので、気が向いたときにやり直す必要がありますね…
気に入らないときは切り取れば元通りになるのも熱収縮チューブの良いところ。

元々熱収縮チューブは、ジギングロッドとかのグリップに使われることもあった素材なので傷んだEVAグリップやコルクグリップの補修用にも良さそうです。



ダイワクーラーボックスの取っ手


釣り道具ではタモの柄やタックルボックスやクーラーボックスの取っ手にも熱収縮チューブは使いやすい。
アジングではダイワクールラインGU600Xの水色を使っているので、これをラバーグリップにします。

アジング用クーラーボックス ダイワGU600Xとタナハシクールスタンド
https://ajinglife.blogspot.com/2018/03/gu600x.html
アジング一年生re
このカラーに合わせた熱収縮チューブを持ち手に付けてみました。
クーラーボックスカスタム
青色のレインボーグリップですが、やや薄い色なのでダイワのクーラーボックスの色に相性が良さそう。


その他の熱収縮チューブの使い方

レインボーグリップを買い占めている理由は、釣り道具以外にも色んな物に使いやすくちょっとした補修やデザインチェンジが簡単だからです。

自転車やバイクのハンドルグリップ

自転車やバイクのグリップはゴム等で出来ているので、消耗しやすく見栄えが悪くなります。
実はハンドルグリップ用の熱収縮チューブが販売されている、一般的な補修方法。

アウトドア用品

シェラカップやコッヘルといったアウトドア調理器具等も熱収縮チューブを付けることで滑り止めと火傷対策になります。

工具のグリップ

ドライバーやスパナ等に付けておけば目印になって分かりやすい。
自分のものと分かりやすいので、工場で他の人のと混じりにくそう。

熱収縮チューブのレインボーグリップは、熱に強い棒状のものなら何にでも使えるし、アイディア次第でリスクが少なくオリジナリティが増す素晴らしい商品でした。
なんで製造をやめてしまったのでしょうか…

2 件のコメント :

  1. 実用性の有るパーツで面白そうですね!
    ピンポイントで使えれば、ワインディングチェック代わりにもなりそうな…

    ショートエンドのカーボンパイプエッジに使えば、装飾を減らすことも出来て反響の減衰防止にも役立ちそうな…

    このビビッドカラーを上手く使いこなすには、なかなかのセンスが求められますね(^-^)

    一瞬、ガザCを想像してしまったのは内緒で…(゚o゚;

    返信削除
    返信
    1. ちょーさん2018年8月27日 13:28

      ショートエンドグリップの滑り止めにと使ってみましたが、目的はやっぱりシナンジュ…
      しかし、言われるとおり実際の色は朱ではなくガザCのあの微妙な色というのが残念なところです_| ̄|○

      あの使用量でも反響に影響を与えるので、付けたり外したりしながら調整して使えそうなのが最大の利点かも!

      削除

ちょーさんにコメントをよろしく!