元々の初号機は、
たった半年程度4本のロッドビルディング経験で、同じような部品でも全く違う完成度になるんだなぁと少し感動
ロッドビルドコンセプト
昨年の夏に初めてロッドビルドした初号機は、
反響感度、潮の重みの感度は抜群であり、感度性能は良いものの人に見せたり貸したりできるものではありません。
豆アジにティップが追従しない
キャスト時のお辞儀が酷い
コーティングが汚い
リールシート部品の精度が悪い
ロッドデザインがパクリ
今まで作成した経験を活かして、誰にでも使いやすくチタンティップの良さが分かりやすいロッドに作り直したいと思うようになりました。
ロッドデザイン
両手でキャストできるアジングロッドを作るにあたり、リールシート部のグリップからエンドグリップまでの間の細いブランク部分が貧弱に見えることが気になりました。貧弱に見える部分を補うためリールシートからエンドグリップまでの流れを意識し、かつ、加工精度を高めて特定の部品が主張しすぎないように組み合わせたいと考え…つまり簡単に言うと、ガンダム風デザイン採用です。
使いやすさを優先するため、リールフードのカーボンロービング加工等の軽量化はしていません。
リールシートの構成
富士工業製のパイプシートSKSSとKNフード(サイズ16)を使用して、スケルトンタイプのリールシートを作成しました。
私はこのSKスケルトンと呼ばれるリールシートばかり作ってます。
本当は他のリールシートも作ってみたいのですが、1つのリールシートの組み合わせだけで違う形にして作っていくのも悪くないですね。
スケルトングリップとエンドグリップ
スケルトングリップはショートグリップが多く持ち手掌の小指の下の方がブランクに当たりやすく、あまり強く当たっていると反響を減衰させてしまうのではないかと考えました。EVAグリップの後方に15ミリカーボンパイプを延長し、その位置に掌が触れるようにしています。
使っているカーボンパイプは、
サノファクトリー製外径15ミリ内径14ミリ
ジャストエース製外径18.3ミリ内径15ミリ
です。
この2つのカーボンパイプを
写真のように組み合わせて繋げていますが、サノファクトリーカーボンパイプは実測値外径15ミリ超なので、コーティングとカーボン自体を削り込む必要があります。
パイプ同士の平行とパイプ断面の垂直がキレイに出てないと曲がってしまうので何度も仮組みして作るのが良さそう。
エンドグリップもリールシートに合わせたデザインと固定方法を採用しました。
アーバーの材質と配置
今まで作成したロッドは反響感度の違いを確認するため、全てカーボンプレートアーバーの位置を変えています。今回のリールシートデザインはアーバー位置の変更も視野に入れていたので、
最大限リールシート内に空間を取るように配置しました。
スーパーハイブリッドアーバーは専用品だけあって削りやすく加工しやすい!
名前はスーパーロボット的な何かにしか思えないセンスですが…
ロッドのバランス
ロッドビルディングするときにロッドバランスを意識していないのですが、初号機reはリールシート後方に細工をしているので試しに測定してみました。180グラム弱のリールを付けたときに、リールフット中心から28ミリメートル前方でバランスが取れました。
リールフット中心からロッドエンドまでの長さは18.5センチメートルなので、ハンドル部分が短い割にはロッドバランスは良いように思えます。
ブランクの構成
ありきたりなチタンティップアジングロッドですが、一度作成したことがあるブランクなのでベースを変えず少しずつ好みに合うよう変更してみました。
ロジギア53ブランクについて
初号機は最初からチタンティップが付いた曽根マイスターロジギア510を使っていました。感度は非常に良いのですが普通の投げ方だとキャストのあとの振れ(お辞儀)が酷く、飛距離が出しにくい。
曽根マイスターは、ブランクの先端を1.5センチ切ってからイシグロ2段テーパーチタンティップを繋いでいるらしいので、私は少し硬くなるように約2.5センチ切ってブランク外径1.5ミリの部分で継いでみました。
チタンティップの研磨
キャスト時のお辞儀はチタンティップ部分が重いことに起因している可能性もあります。イシグロ2段テーパーチタンティップを先端0.63ミリに研磨して、3段テーパーにし各テーパーの変化部にガイドを配置しました。
トップガイド以外はカーボンロービングでガイドラッピングしていて、
チタンティップ部分はガイドフットが透けて見えるくらいまで薄く小さく削って軽量化し、ラッピング部分の長さは5ミリを切りました。
よく見ると5ミリの壁を切れてないような気もしますね…
チタンティップアジングロッド初号機reのスペック
長さ 5フィート6インチ(169cm)
重さ 50グラム(両グリップで約30グラム)
ガイド チタンフレームトルザイト8ガイド
ブランク イシグロロジギア53
(LOGI GEAR AJING/STREAM53 40t)
ティップ イシグロ2段テーパーを加工
(先端部0.63ミリ末端部1.5ミリ)
リールシート SKスケルトン
部品や加工で知りたいところがあれば何なりとコメントください。
はじめようロッドビルド
ロッドビルドをしてみようと思った方にロッドビルディング方法を上のリンクに書いています!
初心者なのでそれなりですが…
スケルトンはやっぱり良いですね♪
返信削除しかも本当に綺麗で斬新なデザインで
カッコ良いですね!
アーバーの入っている所やカーボンパイプの
繋ぎ方も参考になりましたヽ(´▽`)/
TATSUさん、ありがとうございますm(_ _)m
削除新ステッカー、発表楽しみにしてます!
アーバーの位置は、色々変えて勉強している途中でさっぱり何が良いのか分かりません。
デザインはダイワのエリアトラウトロッドからヒントを頂きました(^^)
ちょっと変えれば自分好みになるんじゃないかなと
色々質問させて頂いてるロハンと言います。
返信削除宵姫型のようにカーボンパイプ内にブランクスのエンドを入れるものと、この初号機reのようにブランクスはカーボンパイプを貫通してエンドを作るのでは感度、操作感の違いがありますか?
ロハンさん、いつもブログを見ていただきありがとうございます。
削除現在、私の結論としては、宵姫型の方が反響感度及び操作感度ともに圧倒的に良いです。
この初号機reは、ブランクスルー(ブランク貫通)でアーバーのみをブランクに接触させることで宵姫型に近い性能が出せないか?を実験するための自作ロッドで、使いやすいけど感度は宵姫型に勝てませんでした。
デザインは初号機reが一番カッコイイし好きだけど、ワンハンドキャストできない方や腕力がない子どもに使わせるアジングロッドしかブランクスルーは作ろうと思わないです。
宵姫型のデメリットは、ブランクの振動増幅が大き過ぎて作り込みの甘さがロッドのカタカタ音に繋がることと、デザインの自由度が低く今のところのカッコ悪いことかと…
デザインの自由度が低く今のところのカッコ悪いことかと…
削除↑w確かにブランクスルーの方がカッコイイですよね。
記事もご回答も勉強になります。
ちょーさんは広島ですか?バーボさんのブログを見てて質問者の一人に広島のアジング1年生?みたいな名前があって、もしかしたらちょーさんなのかなと思いました。だとしたら、外房のバーボさん→広島のちょーさん→外房の私に回って、なんか面白いなと思いました。仮定の話をすみません。
いまアジングロッド2号機を作ってるのですが宵姫型でいきたいと思います。
ただ1号機(同じく宵姫型)を作って感じたのは、ロッドバランスが難しいと思いました。ので2号機の課題にしたいと思います。
私は九州在住で、バーボさんのブログには「ちょーさん」でコメントしているので違う方です。
削除外房は凄い方が沢山いて楽しそうですね〜一度は遠征してみたいものです。
ロッドバランスについて、宵姫型は5フィートちょいでブランクスルーロッドの5フィート6インチと同じ有効長となるので、短いアジングロッドの方がバランス面でもメリットが多いと感じています。
8628の試作四号機は先重りを感じますが、8320の弐号機reやパックロッド初号機は個人的には不満がありません。
短く細く柔らかいブランクの少ない反響感度を増大させる方向の方が特性を活かせるのでは(^^)
つまらない憶測すみませんでした。
返信削除外防はすごい人は多いですがすごくない人も多すぎて、その性で魚は少ない感じがします。。。
私からしたら九州や瀬戸内の方がアジングも楽しそうと思いますが、隣の芝生は青く見えるということですかね。
有効長も参考にさせていただきます。5"1位でやってみたいと思います。