市販メーカーのアジングロッドは殆どがEVAですが、私はコルクグリップが大好きです。
小学生の頃、コルクのバスロッドに憧れるも高くて買えなかったことが私のコルク好きの理由かも知れません。
コルクグリップの評価
ブラックバス用ロッドやトラウトエリアロッドではコルククリップは定番となっていますが、アジングロッドを含む海釣りのロッドでコルクグリップは一般的ではありません。
海釣りだとコルクグリップは傷んで駄目になるように書いている方も居ますが、私が自作したアジングロッドは今のところ少し汚れただけです。
写真のコルクグリップは、かなりの回数のアジングをして軽い水洗いのみで全く補修していない状態です。
コルクグリップのメリット
コルクグリップはEVAグリップと比べて、非常に軽くメンテナンス性も高いです。EVAは傷が付くとヤスリで削っても綺麗に戻すのは難しいですが、コルクグリップは後で書くコルクパテや紙ヤスリで補修しやすいと感じます。
主観的に、触り心地はコルクが適度な柔らかさとキメの細かさで手に吸い付くように感じて気持ち良い。
コルクグリップのデメリット
コルクグリップは、値段が高く汚れが目立ちます。また、雨の日は滑りやすいように感じます。
汚れは綺麗にすることが出来ますが、元が良いコルクはEVAの何倍もの価格になるのでコストパフォーマンスは非常に悪いです。
コルクの入手やメンテナンス
コルクグリップを作ろうと思った方がメーカー品の成形されたコルクグリップを買うと後悔すると思います。
上の写真は、ロッドビルドメーカー品のコルクとコルクリング(下で説明)を使用して同じ形にしたものです。
説明が要らないくらいコルクの質が違うのが分かると思います。
大手メーカー品の市販コルクロッドは、一瞬綺麗に見えますが、良く見ると殆どパテで誤魔化しているだけですので注意を!
コルクの種類
元のコルクはコルクリングというドーナツ状の形で販売されていて、コルクリングを加工してロッドビルドメーカーの完成グリップ等も作られているようです。コルクリングには3A4A5A等のグレードがあり数が大きい方が品質が良いもので、別名5スター等とも言われています。
私が使用しているのは上の4Aコルクリングですが、多くのメーカー等は3A以下のグレードのものを使用しているのではないかと思います。
グレードでコルクの穴の数や穴の大きさが違います。
コルクの入手方法と値段
5Aグレードのコルクリングは調べても取り扱っているところが少なく、主に高級ワイン等に使われているようです。釣具では、超高級エリアロッドのオーダービルドをしているプロの方々が買い占めて使っているだけで、私のような個人は高いこともあり4Aコルクリングしか使えません。
私のコルクリングはヤフオク等で、
1個あたり200円位
で購入して、多少の品質のバラつきはあるものの十分キレイだと自分では思っています。
5Aコルクリングは500円位から売られているようですが、写真を見ても本当に良いものは残念ながら少ない。
コルクパテでの補修方法
コルクパテは国内ではジャストエースが販売していますが、完成後の写真を見るとパテが白すぎて目立つように見えます。コルクは使い込むと色が濃くなるのに、パテは色が変わらないので使用期間が長くなることを考えると濃い色のパテが良いと思います。
パテに絵の具を混ぜて調色する方法もありますが、私はサバロでUSAコルクパテとして売られているものを使いました。
購入先は違うところですが…
このコルクパテは、量は使い切れないほど多く、色も濃くてコルクとの相性が非常に良いです。
使い方は、コルクグリップに満遍なく薄く塗って乾燥させた後に紙ヤスリで削るだけで写真の様に仕上がりました。
コルクグリップの交換
コルクはグリップの作り変えにもとても便利です。コルクは木工用ボンドで接着でき、跡も分かりにくいので上のロッドのようにバラさずコルクに切り込みを入れてグリップだけ差し替えることもできます。
綺麗にコルクを繋げるには圧着が重要ですので、この場合はテープを巻いて接着してみました。
コルクの削り方は、上のリンクでご紹介させて頂いています!
0 件のコメント :
コメントを投稿
ちょーさんにコメントをよろしく!