TICT SRAM UTR-68-tor 比較インプレ

最初に買った月下美人MX511UL-Sでアジングをはじめた頃は周りの方より釣れなかったのですが、UTR68torジアンサーを2016年9月頃に買ってからは人に負けないくらい鯵を釣ることができるようになりました。
UTR68 ティクト
私にとっては、素晴らしいアジングロッドでしたが、値段が高すぎる(実売価格4万円弱)ことが、誰にでもオススメとは言えない部分であり、悩まれている方も多いのではないでしょうか?

普通のインプレより少し掘り下げてこのロッドを見ていきたいと思います。



スラムジアンサーを購入した理由


自分が気に入ったところはスペック表を見て、
長さ 203cm(仕舞長104cm)重さ 55g  先径 0.65mm 
となっていて、持ち運びやすい2ピースロッドで軽く、細いカーボンソリッドティップで軽いジグヘッドを操作するのに良さそうなところです。

メーカーによってはロッド許容のリグウェイトについて、ジグヘッド0グラム〜とかありえないスペックを書いていることもあり参考にもならないと思っているので、リグウェイトはあまり気にしていません。

他の方のインプレを見て、
UTR-61とUTR-55の評価が異常に高い
UTR-67は少し設計が古い

と思っていたので、このUTR-68torをティクトが発表してから物凄く欲しくなり、発売まで待ってすぐに購入しました。


比較インプレ


月下美人MX511UL-Sやその後に買ったTFL-63Sと比べて、UTR-68torは、

・投げるときにちゃんとしなって、0.6グラム位の軽量ジグヘッドでも投げやすい

・水深5メートル位までの表層の釣りをするなら当りもコンッと気持ちよく出る

・月下美人ではジグヘッド0.6グラムを操作している感覚が私には分かりにくかったが、操作感がありシェイクしたジグヘッドが落ちてエステルラインが張る感覚が分かった
・リールシートのフード部、回してロックする部分がダイワシマノ1000番リールに最適化されていて、きつく締めすぎなければ面一になって美しい(上の写真のとおり、上はセオリー1003、下は12ヴァンキッシュC2000HGS)

・UTR-68torのブランクは持っているロッドの中で一番真っ直ぐで、全く曲がっているようには見えない。
ガイドの取付けも一寸のブレ無し、エポキシのはみ出し等も発見できない

特に、ブランクの曲りとかガイドの取り付けを見たときは震えるくらい美しく感じました。

ロッドの仕上げの美しさ


市販されているロッドは真っ直ぐに作られているのが当たり前のように思えますが、ブランクが曲がっていたりガイドが曲がって付いている竿は多いしワインディングとかのエポキシがはみ出しているのも店舗に並んでいます。

また、リール止めるところの前が面一になっているなどの作りは、やはり高いだけはあると思います。

リールを止めるネジ部分までキッチリと面取りされていて、丁寧な作りをされています。
買って他のロッドを見る度に、ますますこのロッドの良さが分かってきた感じで、ロッドビルドをするようになってますますTICTの竿づくりの真面目さを感じるようになりました。

買ったあとの注意としては、リールを付けてネジを締め込むときに力いっぱい閉めないこと。
リールが動かない程度で回すのを止める!
プラスチックのネジなので伸びていく感じがします…他のロッドも同様ですので、注意して使用した方が良いと思います。


初心者ロッドビルダー目線でのインプレ


今までは一般的なインプレでしたが、少しマニアックな目線で見ていきます。

ガイドはフルトルザイト計9個で、ガイドの種類はおそらく、
トップ T-LFTT3
1番2番3番 T-KTTG3
4番 T-KTTG3.5
5番 T-KTTG4
6番 T-KTTG5.5
7番 T-KTTG8
8番 T-ATTG16
全て高さ等の実測値からの推測なので違ったらすみません。

ティクト ガイド

2ピースの継ぎ目もクロスカーボンで細工されていて美しい。

EVA(グリップのスポンジ)にワインディングチェックという金具が付いていますが、ブランクとの間にスレッド巻きやエポキシコーティングはされていません。
ティクト グリップ

この理由は、コストダウンの手抜き…ではなく、私が作るロッドと同じようなコンセプトでハンドルパイプの振動を減衰させないためではないかと考えています。
ハンドルパイプはブランクと別なようです。

このUTR68は柔らかいのに反響感度も悪くないのは、上で書いてきたように細かいところまで工夫や細工をしているからではないでしょうか。

ティクトのUTRというとかなり高いロッドと私なんかは思ってしまいますが、色々な作りを見ていると高くて当然だなと納得できる作りで人気があるのもうなずけました。

4 件のコメント :

  1. 高級ロッド買われましたね〜(*≧ω≦*)

    ティクトさんのロッド、私も好きですよ!

    作りが綺麗で丁寧ですからね〜

    今、ブリーデンのチタンティップも気になります

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    1. コメントありがとうございますm(__)m
      誰も書いてくれないからブログのテンプレートが駄目なのかと心配してました。

      去年アジングを初めてから、3ヶ月後くらいに買いました。
      面白い趣味は徹底的にやり込むタイプなのでw

      高いロッドは性能も作りも段違いで、私は高いのを買って後悔したことはありません。
      安いのは後悔ばかりで使わないのも多いですが…

      ブリーデンのチタンティップは、まだ出てない感じですよね、出たら店に触りに行かないと(^^)

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  2. はじめまして
    私も秋田でアジングをやっていて、新しいロッドを購入予定なんですが、候補にutr-68を考えています。
    そのため、飛距離や感度について教えてもらえないでしょうか?
    使っているジグヘッドの重さは0.5~1.3gです。
    よろしくお願いします。
    その他にもオススメがあったら教えて下さい。

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    1. はじめまして!ブログを見ていただきありがとうございます。

      環境でおすすめのロッドは変わるので一概には言えませんが、UTR68は4万円くらいと高すぎるので一番のオススメとは言い難いです。
      シャロー中心なら安いロッドでも十分使えますし、感度が必要な10メートル超のディープなら自作ロッドがオススメなのですが…

      ロッドビルディングなしで考え私なら、イシグロのセミオーダーを買っちゃうかも知れません(^^)
      記事にあるとおり、まだUTRも持っていますが使うことがなく眠ったままですので。

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