チタンティップアジングロッド、アジングをされる方なら誰もが試してみたい触ってみたいロッドだと思います。
私がロッドビルドをはじめたのも、ロッドビルドをされている当時は見知らぬ方に
チタンティップロッドを使わせてもらったから
で、その時に市販ロッドとの感度差に衝撃を受けたからです。
勿論、それ以前にメーカー製のチタンティップロッドは触ったことがあったのですが、メーカー製のチタンティップは、
感度が良いというより喰い込みが良さそうだ
と感じた程度でした。
チタンティップの特性
まず、ロッドビルドで使われているチタンティップは、カーボンソリッドティップと比べて、
1.柔軟性があり、曲がりやすいのに折れにくい
2.同じ太さ長さなら、チタンティップの方が重い
3.曲がった状態でも振動をよく伝える
という特徴があり、ティップ素材としてはかなり良いものだと思えます。
曲がりやすいのに折れにくい
折れないので細くしやすいのですが、チタンティップを細くしすぎるとカーボンソリッド並に反響感度を下げてしまうように感じます。
基本的に柔らかいので、ただ巻きの横の釣りでもアタリを弾くことが少なく多彩な釣りができます。
風が強い日でも巻きの釣りで一応釣れるのは助かります。
重く曲がったまま振動を伝える
ロッドを立てて操作する場合に、ティップがもたれるようになり、ジグヘッドの存在を感じつつアジのアタリをブランクに伝えやすいことから、ジグヘッド単体のシェイキングに向いているようです。
軽いジグヘッドでも存在を見失わないし、重めのジグヘッドとも相性が良いと思ってます。
実釣時の感度差
チタンティップ自作ロッドとカーボンソリッドティップ市販ロッドの個人的な感想を書いてみます。
私がロッドビルドを始める前は、上の写真のロッド(ティクトUTR68,バリバスTFL-63S)を使用していたので比較してみます。
反響感度
市販ロッドのアタリが、
コン
と手元に伝えるのに比べて、自作チタンティップロッドは、
ガン、コンッ、ココ
と激しく色々な感覚で手元にアタリを伝えます。
アタリの種類が増えるというか、市販ロッドでは伝えてないアタリを伝えてくれていると何度か使って分かり、チタンティップロッドでのアタリの感じ方の違いで、よく言われるコンのアタリはジグヘッドの針がアジの口に仮掛かりした状態ではないか?と思うようになりました。
チタンティップで感じるコンッ以外のアタリを合わせるとスレ掛かりや、ジグヘッドの向きが上じゃないことが多いように感じます。
チタンティップはラインが緩んでいるとき等も感度差が大きいので、アジのアタリが分かりにくいと感じている方や初心者にもオススメです。
テンション感度
反響感度はカーボンソリッドロッドでも非常に良いものもありますが、チタンティップの特性はテンション感度のほうが活かされるのかもしれません。
ディープのアジングでは潮の重みを感じることが大事と言いますが、チタンティップロッドはティップにラインがまとわりつくような感じで重みを感じます。
私は重みを感じて合わせると潮の重みだったということが多く、慣れが必要で好き嫌いがある気がします。
チタンティップロッドの飛距離
最初にチタンティップアジングロッドを作成しキャストしたとき、
ティップがおじぎして、飛距離が出ない
と感じていました。
両手を使ってダブルハンドでキャストしていたのを、片手のみのシングルハンドキャストに変更したところ、チタンティップのブレを逃がすことができるようになり飛距離はカーボンソリッドと変わらない程度となりました。
慣れるとチタンティップの重さからブランクをしならせて投げるのが容易になり、寧ろカーボンソリッドより飛んでいるのではないかと勘違いしてしまうときもあります。
終わりに
チタンティップロッドを使いだしてから、私は市販ロッドを全く使わなくなってしまいました。
市販ロッドは市販ロッドで良さはあると思いますが、自分で作ったロッドで釣る喜びはアジングの楽しさをより一層増しますし、ハイエンド市販ロッドと自作ロッドの感度が圧倒的に違うことに気付いてしまったので市販ロッドを使う理由がないというのが本音です。
ロッドビルドやチタンティップに興味がある人は、ロッドビルドはじめてみませんか?
私もロッドビルド初心者なので、分からないこと、間違いもあると思いますが、見ていただけたら取りあえずチタンティップアジングロッドを作れると思います!
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