アジングのリールを値段とメーカーで安く選ぶ

これまで初心者用アジングタックルについて書いてきましたが、ルアーフィッシングで重要なリールのことが書き遅れていました。
忘れていたのではなく、あまりアジングでリールを重要視していないだけです。

ロッドとラインがしっかりしていればアジングの釣果に圧倒的な差はでないのかなと思いますが、「リールって何選べばよいの?」と迷われている方のために。



アジングのリールに最低限必要なこと

スピニングリールは種類が多く、大きさもマチマチなのでルアーフィッシングに慣れてない方は何を選んで良いか分かりにくいと思います。

特に最近は各メーカーが細かいグレード違いを設定していて、マニアの様な私でも全部のスペックを覚えきれません。

取り敢えず流行のアジングに必要なリールの要素は、
1.ロッドの軽量化が進んでいるので、なるべく軽く
2.小径ガイドのため、スプール径は小さく
3.フォールの釣りに対応するガタの排除

が絶対的に必要な要件です。

しかし、ロッドほどシビアに考える必要はなく、予算内でデザイン等が気に入ったのを買うのがベストでしょう。
ハイギアとノーマルギア、ローギアと種類がありますが、ノーマルギアを最初は選びましょう。
特に性能が優れていないものリール(実売3万円位までの)ほど、ハイギアは巻き重りがして使いにくい気がします。

はじめてのアジングリールのオススメ

最初に結論から書きますが、
ダイワかシマノの1000番シャロースプールのスピニングリール
なら、好きなのを買ってください。

具体的に書かせていただくと、実売価格約2万円で売られている中級者用リールで、
・ダイワならセオリー1003
・シマノならソアレCI4+シリーズ(HGを除く)
位なら不満のない性能で、ロッドを高性能なものに買い替えても、更に上位モデルスピニングリールが必要になることはないです。
安くて良いリール
見た目や所有欲や本当に少しの差でもより高性能を求めたい場合にのみ、ダイワイグジスト・シマノステラヴァンキッシュに買い換えるくらいでしょうか。

更に安いものなら、使ったことはありませんが5000円から1万円までで販売されているレブロスナスキーとかでも十分だと思います。
(2018年6月追記、実売価格1万円ならダイワ18フリームスLT1000というコスパが良いリールが発売されました。供回りハンドルからねじ込みハンドルに改良されアジング向きです。)

私はアジングをする時に持っていたシマノ13ソアレBBC2000PGSS(約1万円で購入)を使ってましたが不満なところはあまりなかったし、高性能リールを何機も持っている今でも別に使っても良いかなと思えるほど、今の初心者用のリールは性能が良いと思ってしまうくらいです。

私が鈍感なだけかも知れませんが…
シマノの安くて良いリール
アジングにそれほど高性能なリールが必要ないと言う理由は、スピニングリールの値段の差は、耐久性・軽さ・付加時の巻きの軽さ・精度の良さ等で違いがありますが、アジングの場合、耐久性や巻きの軽さも絶対的に必要な条件ではないと思うからです。
もちろん全ての性能が良いに越したことはありませんが、これからアジングをはじめようという方は、値段と軽さとスプール径に注意して購入すべきでしょう。

ダイワとシマノのリール性能

予算を決めて買う際に、ダイワとシマノのリールどっちが良いの?誰もが気になることだと思います。
ダイワとシマノのリールは、性能や特徴が一長一短でほぼ値段と性能が比例して並んでいるので、好みでメーカーを選んで後悔はない。

ダイワスピニングリールの特徴

個人的な見解は、アジングでそのままリールをバラして調整することなく使うなら、ダイワのスピニングリールが良いと思ってます。
理由はマグシールドがあるからではなく、ダイワのスピニングリールはシムやグリスでハンドルのガタツキが少なく調整されているからです。

ATDドラグは巻いている途中に少しの負荷でチリチリとラインが出て賛否両論のようですが、エステルラインを使うアジングには使いやすい。

ダイワのスピニングリールで気になることは、魚種専用リール(月下美人シリーズ等)がかなり割高な価格設定に思えること。
イグジスト、ルビアス、セオリー、カルディア等の汎用ベースのリールがオススメです。

シマノスピニングリールの特徴

シマノのスピニングリールはステラやヴァンキッシュのように高級なものは作りが良くハイギヤでも巻きが軽いものも多いです。
シマノはギヤ等の部品を販売してくれるのでオーバーホールして良い状態で長く使いやすい。

反面、低価格帯のスピニングリールはわざと必要な部分の性能を省くように作られているのが目立ちます。
1万円前後の価格帯にはアルテグラがありますが、最新のものはベールの形状や重さからアジング向きではなさそうです。
18ソアレBBも200グラムで旧モデルより重くなっていて、店舗でハンドルを回してみましたがガタは大きくないもののザラツキがあり、全く進化した感じがありません。

アジングはガイド径が小さいロッドを多いので、シマノスピニングリールの1000番台でもスプール径が大きいのも使いにくいのもデメリットです。
(ダイワ1000番スプール径40ミリ、シマノ1000番スプール径42ミリ)
シマノも18ステラからは1000番が40ミリに戻りましたね。


スピニングリールを買うときの注意事項

スピニングリールは、ダイワなら約3年シマノなら約4年でモデルチェンジします。
気に入ったけど買えないリールならば、型遅れを狙うのも安く買う秘訣
最高級モデル(イグジストとステラ)以外は半額になることが多い。

買いたいスピニングリールが決まったら、必ずして欲しいのが、
ローターを回らないように手で押さえて、ハンドルを回転方向やリール本体に押し込むこと
スピニングリールのガタ
スピニングリールは、構造上ガタツキが出やすいので、新品時からギアのクリアランスが異なります。
やったことのない方は個体差の大きさに驚くでしょう。

また、ハンドルを回転させたときの異音も差がありますので、少し恥ずかしくても店員さんに何機かリールを出してもらい確認をしたほうが絶対良いですよ!
じゃないと帰ってから悲しい思いをすることもありますので(何度も経験済み…)
納得行かないときは低価格のリールならバラしてシム調整すれば良くなることが多いので挑戦してみてください。

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