レンジクロスフックで作る豆アジに最適な自作ジグヘッド

ジグヘッドは釣れるアジの大きさに合わせて変えていくのが大事だと思います。
特に夏の豆アジは、フックの大きさが合わないと掛からないアタリばかりになりストレスが溜まってしまう。
自作ジグヘッドの作り方
新製品のレンジクロスフックサイズSSはかなり小さく豆アジに良さそうなので、サイズを測定しながらジグヘッドを自作してみました。
自作といっても仕掛けを作るくらいの難易度で、値段も安いのでオススメです。


レンジクロスフック


土肥富が販売しているレンジクロスヘッドやフロードライブヘッドのフックで、値段は200円から300円程度で10本入り
ジグヘッド1本あたり激安の30円程度で作れますし、ガン玉さえ持っていれば必要なサイズを作れば済むのでジグヘッドのストックを持たなくて良くなります。

アジングを続けていると、ワームやジグヘッドのストックで自宅がショップみたいになってしまいますよね!

レンジクロスフックのサイズ

レンジクロスフックは3種類のサイズが販売されています。
レンジクロスフックの種類
レンジクロスヘッドと同じ大きさのMサイズ
フロードライブヘッドと同じ大きさのSサイズ
新発売のSSサイズ
があり、一番小さい豆アジ用のSSサイズはジグヘッドとしては販売されていないので使いたい方は自作する必要があります。

ゲイプとシャンクの測定

夏の豆アジにちょうど良さそうなSSサイズが新発売されたので比較するため、レンジクロスフックの長さや幅を測定してみました。
土肥富ホームページには一応ものさしを当てている写真があるのですが見にくいし、線径(針の太さ)をパッケージに書く前に寸法を書いて欲しい。
ジグヘッドの寸法をパッケージに書いているメーカーがあるのか知らないけど…

今回、デジタルノギスで測定しましたがものが小さすぎるため誤差が大きく出てしまっているので参考までに!
ゲイプ幅
ゲイプ幅は、Mサイズが8.0ミリ、Sサイズが7.2ミリ、SSサイズが6.0ミリでした。
写真のとおり、各サイズの形状はほとんど変わらず、アジスタSSとは違いレンジクロスヘッドSSサイズもオープンゲイプ気味に作られています。
シャンク幅
シャンク長さはアイの中心から測定して、Mサイズが18.0ミリ、Sサイズが14.6ミリ、SSサイズが12.9ミリでした。
SSサイズとSサイズの差が少ないように感じますが、実際の長さはかなり短く見えます。


ジグヘッドを自作


ジグヘッドを自作といっても、ガン玉をフックに挟んで接着するだけです。
必要なものはラジオペンチと瞬間接着剤だけで、1本あたり5分もかかりません。

フックにガン玉を接着

ガン玉をラジオペンチで潰して挟めば固定されるような気がするのですが、ガン玉が変形するまで潰してもガタツキが出やすい。
わずかでも針とガン玉が動くようだと、高感度アジングロッドでは振動をひろってしまいアタリと勘違いしてしまう可能性があります。
ガン玉の切れ目にフックを差し込んでから瞬間接着剤を流し込んでから軽く挟んだ方が、形もキレイだしガタツキも出ないと思います。

また、ジグヘッドアイとガン玉の位置関係を変えることで、巻き用とフォール用を作り分けたりするのも面白そう。

使用するガン玉のサイズと重さ

ルアーフィッシングには馴染みがないガン玉は、餌釣りでは昔から使われているオモリなので値段が安く種類も多いです。
コーティングの有無や材質も様々で、中には色付きも販売しているメーカーがあったり…無茶苦茶値段が高いですが…
ジグヘッド用のガン玉
アジングのジグヘッドとしてよく使われる重さは、概ね
B 0.55グラム
2B 0.75グラム
3B 0.95グラム
4B 1.2グラム
5B 1.8グラム
なのですが、メーカーにより設定している重量に違いがあり実際に重さを測ってみると少しアバウトな作りのものも多いです。

ワームキーパーの作成

最近のアジング用ジグヘッドには、何故かワームキーパーが付いているものが少ないです。
柔らかい分だけ裂けやすい素材のワームが増えてきたから、ワームキーパーでワームが切れないようにしているのかもしれませんが、個人的には夜にワームがずれているか確認するのが面倒なので、あった方が良いと思っています。

適当なミシン糸等をフックに巻いて瞬間接着剤で固めて、糸の終わりを少し残すことで一番上の写真の形でワームのズレを防ぐようにしてみました。

自作ジグヘッドのサイズ比較

一番気になるのが、レンジクロスフックSSサイズでジグヘッドを作成したときにどれだけ小さいものができるかでした。
手作業で適当にするので物によって長さに差が出ましたが、基本の1グラムジグヘッドを数本作成したときの全長の平均の長さは、
自作ジグヘッドの大きさ
レンジクロスフックMサイズが21.5ミリ
レンジクロスフックSサイズが17.9ミリ
レンジクロスフックSSサイズが16.2ミリ
でした。
販売されている市販豆アジ用ジグヘッドと大きさを比較すると、サイコロヘッドミニよりは少し大きいもののアジスタSSサイズとほぼ同じ全長となり、夏の豆アジングには丁度よい大きさです。

土肥富の針は錆にくいし刺さりも良いし、安定して作れるようになったらもうジグヘッド選びに困らないかな。


自作ジグヘッドのインプレ

(2018 9月末追記)
自作でジグヘッドを使うようになって、アジングの幅が広がるようになりました。
新しい場所や季節代わりにアジのサイズを確認するときに、レンジクロスフックSSサイズで1.2グラムや更に重たいジグヘッドを作れば、広く深い範囲をサーチしやすい。
アジの口にジグヘッドが当たりにくいので高感度ロッドが必須なものの、豆アジなら口元に大きなアジならノドに針を掛けることができる。

このサイズで重たいものは市販されてないので、1番自作の効果が出る場面に感じます。

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