ブランクタッチは反響感度が下がる!?アジングロッドの持ち方

アジングロッドをどのように握ってますか?

ルアーフィッシングの基本的なロッドの持ち方は、
中指と薬指の間にリールのフットを挟む
と思うのですが、アジングの場合は
握った手の人差し指でブランクを触るブランクタッチ、ブランクスタッチ
をされる方も多いのでは⁉

また、ブランクタッチしやすくロッドのバランスを改善するためのスリーフィンガー(薬指と小指の間にリールフットを挟む)をされている方も少数ながら居られると思います。
市販ロッド IPSリールシート
アジングロッドはメーカーもリールを止めるスクリューを短く(上の写真参照)して、ブランクタッチし易い等と売り込み文句が書かれていたりしますから、アジングする時はブランクタッチするのが当たり前なのかもしれません。

本当かな、ブランクタッチするとアタリを感じやすいのかな?
と少し疑問に思っちゃったんです。
これから私がブランクタッチをほぼやめた理由を書いていきたいと思います。

私はブログ名のとおり、アジングの初心者ですので間違っているかもしれません。
その時は笑い飛ばしてくださいm(_ _)m

この記事におけるブランクタッチとは、素の部分のブランクを触る方法であり、富士工業が書かれているリールシートのカーボンパイプを触る方法のことではないのでご了承ください。




スケルトングリップにおける反響感度


何も付いていないブランクとグリップが付いたブランク、どちらが手元に音と振動を伝えてくれると思いますか?

私はロッドビルドをする際、チタンティップを付けたときやグリップを付けるときに必ず、ロッド先端を
壁に擦り付けたり、床に触れてみたり
して、手元に伝わる感触と音を確認しながら作成しています。

ブランク単体で確認しても大した反響感度を得られない物が多いのですが、チタンティップを付けると金属的な音と反響がしはじめる
そして、カーボンパイプ付スケルトングリップを付けるとチタンティップ付のブランクの音等が更にクリアになる感じがします。

そんな訳ないだろうと思う方もいると思いますが、グリップの接着剤が固まる前と後でも明確に音等が変化するので間違いないでしょう。
グリップやリールシートの作り方で確かに反響感度の差が生まれるようです。

なぜ反響感度等が悪くなるのか


手で素のブランクを持っていると床に当てても鈍い音しかしませんが、手で持つことなく床等に落とすと、
カーン
と金属的な音がします。

手やEVA等の柔らかいもの(ゴムのようなもの)がブランクに強く触れると振動が吸収されて、ブランクの振動が減衰するのではないかと思うのです。
上で書いた接着剤が固まる前は反響感度が下がるというのも同じことが原因ではないかと考えました。
チタンティップスケルトンロッド
実際に宵姫天のように作成したチタンティップアジングロッド試作四号機(上の写真)は、ブランクに触れる物を徹底的に排除した結果、私がビルドしたロッドの中で反響感度に一番特化することができました。
(ブランクやチタンティップが硬いのもありますが)

私が作ったスケルトンリールシートのロッドの場合は、実釣でもブランクタッチで反響感度が下がるような気がしますが、作成途中のロッドより完成したロッドは、ブランクタッチでリールシートの音の響きが変わりにくいのも分かってきました。

しかし、なぜロッドの持ち味を少しでも殺すブランクタッチをしようとメーカーやテスターの人達は思ったのでしょう。
少しメーカーのロッドの製造過程を見ながら考えてみました。


市販ロッドのブランクタッチ


自作アジングロッドはブランクやアーバー等の接着剤は最低限しか使わずリールシート内は空洞になると思いますが、市販ロッドはグリップの中が接着剤で埋まっている物があるようなので、一概にブランクタッチが悪いとは言えないと思います。


上の動画はあるメーカーのロッド工場を映したものですが、リールシート内には接着剤が充填されてます。(4:05から)
メーカーがロッドを販売するために作る場合は性能よりも生産性等を優先する場合も多いでしょう。
実際に私が持っている市販ロッドで軽くブランクタッチをしても、それほどリールシートでの反響感度に差があるとは思えません。

メーカー製ロッドのブランクタッチの有効性については、自分が持っているロッドで試してみるのが一番だと思います。
ブランクタッチする人差し指の力加減で、リールシート側の振動や感覚が変わるのも確認できますから是非やってみてください!

人差し指に力を入れると、ブランクの振動が指に吸収されてしまって感度が激減しますし、人差し指にも振動が伝わってきません。
ブランクタッチをするならば本当に軽くブランクに触れるだけが良いようです。

私は力加減が難しいので、ブランクタッチはとりあえず止めました。

メーカーに対して思うことと釣りに対する考え


ロッドビルドをはじめてから、ロッドを構成する部品や組み上げ方を考えるようになり、
メーカー品のロッドは色々試してから作っているのかな?
と不安に思うようになりました。

ロッドを作りながら感度等を確認したりしていれば、ありきたりな同じようなロッドばかりでは満足できないし、ロッドビルドの終わりも見えません。
リビルド中のロッドも、今回書いた理由からブランクに物を触れさせないコンセプトで作成していて、その結果を見て次のロッドビルドに取り掛かるつもりです。

当たり前でやってることみんながするからと流されていることについて、もう少し考えてみませんか?
正解も間違いもあるのではないでしょうか?
私もまだ初心者なので、基本的なことも間違いが多いと思います。

きっと、色々試行錯誤していけばまだまだアジングや釣りは面白くなる!

よく、アジングなんて安いロッドでも十分という方が居ますが本当に羨ましいです。
釣りや趣味の終着点は自分が満足したところ、私はメーカーハイエンドロッドの性能に満足できずロッドビルドを始めましたが、まだまだ終わりは見えそうにありません。

2 件のコメント :

  1. 気が合いますね〜(笑)

    同意見です( ̄ω ̄;)

    リールシートがスピーカーやアンプ役目をはたしている感じがしてる気がしましたが、同じことを考えてる方はいるんだな〜っと、ホッとしました(笑)

    返信削除
    返信
    1. ちょーさん2018年1月20日 12:28

      ぼまぁ〜さん、自分は変なこと書いているのかもと思っていたので少し安心しました。
      ありがとうございますm(_ _)m

      ガイドが付くと感じが減るのでロッドビルドするまでは気に留めてなかったのですが、作っている途中はかなりの違いを感じるんですよね!

      削除

ちょーさんにコメントをよろしく!